自分の弱さに向き合えた、伊藤千晃 妊娠・出産を経て今思うこと
INTERVIEW

自分の弱さに向き合えた、伊藤千晃 妊娠・出産を経て今思うこと


記者:木村武雄

撮影:

掲載:17年10月07日

読了時間:約11分

“教授”の音楽

――撮影中、お子さんはお腹を蹴ったりはしなかったですか?

 それがなかったんですよ! 撮影が終わると蹴り出していたので、多分、凄く気を使ってくれたんだと思います(笑)。

――良い子ですね。

 本当に凄く助かりました(笑)。つわりも一切なかったんです。

伊藤千晃

伊藤千晃

――妊娠中の過ごし方はその人によって様々ですが、音楽は聴かれていましたか?

 聴いていました。気分によって聴く音楽のジャンルは変わると思いますが、私の気分は、坂本龍一さんの音楽でした。何でですかね? 妊娠中は、坂本教授のあのメロディーが凄く心に刺さったんです。凄く心地良くて、ずっと聴いていました。

――坂本龍一さんの音楽の根幹はクラシックかと思いますが、これまでも教授の音楽は聴いていたんですか?

 好きで聴いていた時期はありました。けど、ここにきてまた急に聴きたくなって。何でこのタイミングなんだろうなと思いましたが、たぶん、妊娠中の私の気分にぴったりだったのかなと思います。

――胎教音楽としても良さそうですね。音楽への趣味趣向は臨月を迎えるまでに変わっていきましたか?

 変わってきましたね。もう臨月に入ったあたりでは逆に無音が良かったりとか。私は今まで無音の部屋とか苦手で、必ず音楽をかけていたんですよ。テレビもあまり見ないので。だから必ず音楽と隣り合わせでしたが、臨月あたりは音楽を全くかけない静かな部屋で過ごしていることが多かったです。

 逆に無音が心地良いといいますか、そういう部屋で、ひたすらお腹を撫でながら、子供に話しかけていました。そんな空間が凄く良かったんですよ。

――子供と2人きりの時間を大事に過ごされたんですね。

 そうですね。そういう時間が凄く好きでした。

――お腹にいる頃から教授の音楽やママの話を沢山聞いていたお子さん、将来が楽しみですね。

 そうですね。どんな音楽や物が好きになるのか、今から楽しみです。

――お腹にいる頃に聴いた音楽や声に幼児は落ち着くという話を聞いたことがありますが。

 今のところはあまりないですね(笑)。でも泣くことはないんですよ。それが効いていると言えば効いているかもしれませんね。音楽を聴いて泣きだすことはあまりなくて、逆に、寝かしつけるときに音楽を流すと、結構、スヤスヤと眠ってくれるので、妊娠中に聴かせたからなのかな、と思う事もあります。

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伊藤千晃
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