5人のバンドとしての音楽を示せた、DISH// 新体制のグルーヴ
INTERVIEW

5人のバンドとしての音楽を示せた、DISH// 新体制のグルーヴ


記者:榑林史章

撮影:

掲載:17年06月12日

読了時間:約12分

大智はいなかったタイプのキャラ

初回盤B ジャケ写

――今、5人でのチームワークはどうですか?

北村匠海 5人でのライブがやっと板に付いてきたかなという感覚ですけど、大智が入ったことで、確実にバンド感が増しました。今後もたくさんライブをやって、バンドとして、DISH//のいろいろな部分を見せて行けたらと思います。

――演奏面では、リズム感とかすぐに馴染みましたか?

北村匠海 最初はすごく新鮮でしたけど、すぐ馴染みましたよ。

小林龍二 大智は同じ事務所なので何年も前から知っているし、人に好かれやすいタイプの人間だから、DISH//のメンバーともすぐ打ち解けて。気づけば居たという感覚で、今5人でやっていることには、何の違和感もない感じです。

 ライブのときは、後ろを向くと大智がドラムを叩いてて。それが妙に嬉しくて、ライブ中に何度も後ろを見てしまったりします。

北村匠海 龍二と大智は同学年で、もともと仲が良いので、そういう関係だからこその、良いグルーヴ感が出ていると思います。実際に今のリズム隊の上で歌っていると、すごく気持ち良いし、リズム隊がしっかりと支えてくれているので、ギターとか上ものを乗せやすくなりました。

小林龍二 DISH//にはいなかったタイプだから、キャラクター的にもバランスが良くなったのではないかと思います。

 それに、今までは僕らからのムチャブリや一発芸を、昌暉が一手に引き受けてくれていたのですが、今は大智にも分散されていて。

矢部昌暉 僕はネタ帳を作ったりして、考えて一発ネタをやるのですが、大智は天然なので、ノリでやったりするんですね。その違いが、すごく面白いバランスになったと思います。

橘柊生 ノリが良いので、ライブ中に「ここでタムを叩け」って、身振りでメッセージを送ると、すぐやってくれて。それでニコッて笑うのがかわいくて(笑)。

泉大智 あれをやれこれをやれと、何だか遊ばれていますけど。でもこの際、みんなのおもちゃでも良いかなって(笑)。

――大智さんが改めて感じた、DISH//の魅力は?

泉大智 みんな明るいし楽しいし。スラッシャーが感じていることと同じだと思います。

 ただメンバーになると、DISH//は曲数が多いので、それを全部覚えなくちゃいけないし、歌うパートもあるし。ダンスをする曲もあるので、振り付けも覚えないといけないし。改めて、それを全部やっているメンバーは、すごいなって思いました。

矢部昌暉 笑いのほうでも期待しています(笑)!

(取材=榑林史章)

◆DISH//とは 北村匠海(Vo、Gt)、矢部昌暉(Gt、Cho)、小林龍二(Ba、Rap)、橘柊生(Fling Dish、Rap、DJ、Key)泉大智(Dr)の5人で構成された、演奏しながら歌って踊る“ダンスロックバンド”。2011年に結成し、2013年にシングル「I Can Hear」でメジャーデビュー。これまでに、アニメ『NARUTO-ナルト-疾風伝』エンディングテーマやドラマ『釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助』主題歌を手掛けている。メンバーは俳優としても活動し、北村匠海は2016年に映画4本に出演。これまでに日本テレビ系『ゆとりですがなにか』、TBS系『仰げば尊し』などドラマにも出演。エフティ資生堂「シーブリーズ」CMの出演や、7月28日公開の映画『君の膵臓をたべたい』の主演に決定するなど、現在俳優としても大注目されている。

この記事の写真

記事タグ 

コメントを書く(ユーザー登録不要)

関連する記事