昨年12月31日をもって解散したSMAP。元メンバーの中居正広が7日放送のフジテレビ系『めちゃ×2イケてるッ! 勝ち負けだけじゃねえ 新春大仰天スペシャル』にサプライズ出演。番組の最後に、ナレーションが「『めちゃイケ』は、中居君がいつかまた、寄り道から、五角形のホームに帰ってくる日を信じながら、今年も一緒に遊んでいたいと思っています」と語ると、SMAP解散に涙したファンは感激の声を続々と挙げた。

 番組冒頭からニワトリの衣装を着用して出演していた中居。共演者らもそれを知らず、様々な企画に登場しながら、踏まれ、氷水に突き落とされるなど散々な状態。番組終盤となり、「鳥人間」の正体が明かされることとなり、最終ヒントとして「鳥人間」は極楽とんぼの山本圭壱の仕草を真似た。これに相方の加藤浩次は怒り心頭。「鳥人間」を投げ飛ばすと、顔が外れ、なかから中居がサプライズ登場した。

 共演者はのきなみ驚愕の表情。「俺、サプライズだよ」と話した中居は、「収録がなげえんだよ」とボヤキ節。一度、楽屋に戻った中居だったが、ナインティナインの岡村隆史と矢部浩之に連れ戻され、番組出演していた2人組デュオ・ゆずが歌唱した書き下ろしテーマ曲に合わせて無理やり踊らされた。テンションの上がった中居はゆずに「虹」の歌唱をリクエスト。<こえて~、こえて~♪>と自らもサビ部分を歌唱したが、外れた音程に共演陣はズッコケた。

 すると、矢部が「スマスマの最終回も感動的だった」と昨年12月26日に最終回の放送をおこなったフジテレビ系『SMAP×SMAP』について言及。「感動的やったんすけど、皆さん忘れてると思うんですけど、歌ヘタなんです」と中居の歌唱力を指摘。うなだれる中居は「あの日、一番当てにいったんだよ。今まで何回も歌ったけど、一番繊細に当てにいった」と上手に歌うことを心掛けたが、「ひとっつも当たんなかった」と自虐的な苦笑いで振り返った。

 エンディング。スタッフロールが流れるなか、「つい2週間くらい前、僕たちは悲しそうにしている友達の背中を初めて見ました」とのナレーションが始まった。

 「中居君にとってのSMAPが家族であるとするならば、『めちゃイケ』はきっと、放課後の遊び場のような存在なのかもしれません。家族がナンバーワンになれなくても良い場所であるように、遊び場もまた、勝った負けたを決めるところではありません。ただただ遊んでいるうちに、笑ってくれればそれでいいんです。2017年が本当に良い年になりますように」と、ゆずのテーマ曲に合わせて踊る中居らの映像をバックに、メッセージが伝えられていく。

 帰路に就く中居の後ろ姿が映し出され、ナレーションは続いた。「『めちゃイケ』は、中居君がいつかまた、寄り道から、五角形のホームに帰ってくる日を信じながら、今年も一緒に遊んでいたいと思っています」と語られる中、カメラはホームベースを映し出していた。

 この演出を見た視聴者は続々とツイッター上にコメントを投稿した。“五角形”とは、昨年12月19日放送の「スマスマ」で、最後の放送回だった「BISTRO SMAP」のゲストだったタモリが、SMAPのメンバー5人に贈った「五角形のオブジェ」に通じる。その際に中居は「五角形とか、やる、タモさん。いかすなあ」と感嘆の声を挙げていた。

 ツイッター上にSMAPファンは「素敵な演出に感動」「めちゃイケスタッフさん、ナインティナインさん、ありがとう」「中居くんの幸せそうな笑顔を見れて嬉しい」「めちゃイケの優しさが沁みる」「色々思いが込められてる気がして泣き笑い」などと、『めちゃイケ』がSMAPや中居にこめた思いに感激の声が殺到。「あの五角形のホームベースのようにまた5人が集まれる日が来るといいよね」「ホームに帰ってくる日をっていうのSMAP復活の事ですね」と言葉の意味をしみじみと受け取っている。

この記事の写真

ありません

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)