ミュージカル『ママ僕』のステージ(撮影・渡部俊介)

ミュージカル『ママ僕』のステージ(撮影・渡部俊介)

 ミュージシャンのデーモン閣下が8日、都内でミュージカル『「ママと僕たち」 ~たたかえ!!泣き虫BABYS~』(『ママ僕』)の公開リハーサルに参加した。いつもの閣下らしい役柄ながら、ミュージカルパートからユーモラスな場面まで演じた。また観客へは「笑ったり泣いたりして楽しめ!」とコメントした。

 『ママ僕』は、劇団「拙者ムニエル」主宰の村上大樹さん脚本・演出で、2013年にスタートした舞台劇。ある夜、よちよち歩きの赤ちゃんに奇跡が起きてオトナの姿となり、大好きなママのピンチを救おうと大冒険に出発。あこがれの歌のお兄さんや怪しい面々を巻き込みながらとんでもない大騒動に発展してしまう、というストーリー。過去2作で2万6000人超を動員している。これが第3弾となる。原嶋元久、佐藤永典、木戸邑弥、井澤勇貴、三浦海里、上村海成ら、イケメン俳優が勢ぞろいすることでも話題となっている。

 内容は、とある保育園を中心に巻き起こる事件を園児たちが、力を合わせて解決していくというもの。母と子の関係を色々な観点から描き、涙あり、笑いあり、シリアスありというストーリーに仕上がっている。

 デーモンの役は、物語の鍵を握る一風変わったミュージシャン。その容姿とは裏腹に心優しいキャラクターを演じた。演じたと言え、口調も衣裳もいつもの閣下らしい役柄。しかし、膝をついて転げまわるなどユーモラスな演技で、観客の笑いも誘っていた。
またデーモンは、ミュージカルシーンでも身振り手振りで表現しながら歌い、格闘シーンでも力強い演技を見せ、物語は観客を飽きさせない展開を繰り広げた。

 デーモンは舞台について「グハハハー!! 『ママ僕』で一体どんな役をやるのか? 吾輩自身もとても楽しみにしていた。そして、なるほどそう来たか! という役柄になっている。この役作りは、諸君には一見簡単そうに見えるかも知れないが、実はとても難しい。日々格闘中だ、若いイケメンたちの鋭気を吸い取りながらな。え、何が難しいのか? それは観に来てのお楽しみだ。笑ったり泣いたりして楽しめ!」と語った。

 また、原嶋は「ついに『ママ僕』第3弾の幕が開きました! 『いい大人が赤ちゃん役とかヤバくない!?』そんな先入観を抱いているみなさんにこそ見て欲しい! 『ママ僕』には舞台ならではの仕掛けがあります。舞台だからこその展開あります。おバカで生意気で、ママの事が大好きな赤ちゃんを演じ切る俳優陣の姿を見て、大いに笑って、キュンときて、スカッとした気持ちで劇場を後にして欲しい。もちろん前作、前々作を知らない方も問題なく楽しめます! 本編終了後にはミニライブもあり! ノンストップで盛り上がる2時間15分の『ひと足早い夏』を体験しに来てください!」と意気込みと見どころを語った。(取材・小池直也)

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