つるの剛士が1カ月の育休終える

つるの剛士

 歌手のつるの剛士が、1カ月の育休を終えた心境や思いを綴ったブログが話題になっている。率直な自身の心境をはじめ、台所仕事をする動画、子供たちのために手作りした弁当などの写真を公開すると、ファンから続々とメッセージが届いた。ツイッターなどSNS上には、「素敵な旦那さんでパパだ」「ここまで出来る人って、なかなかいないと思う」などと、つるのに感銘を受ける人が続出し、話題の輪を広げている。

 つるのは30日、「一ヶ月の家庭休業(育休)を終えて」とのタイトルを付けて、自身のブログを更新。冒頭に「朝の1時間半が38秒にならんかなあ~」とボヤキのようなコメントを付け、台所に立って調理する自身の姿を38秒に編集した動画を公開した。

 そして、「というわけで、6月もいよいよ最終日を迎え僕の一ヶ月間の家庭休業(育休)も最後の日となりました。毎日が目まぐるしく過ぎていった一ヶ月」と綴り、この1か月の自身の心境を紹介した。「6年前にも二ヶ月の家庭休業を取らせて頂きましたが、今回は小、中学生に成長した子供たち4人にプラス新しい家族をもう1人迎えながらの一ヶ月ということで、当時とは生活スタイルもだいぶ変化し短い期間ではありましたが前回よりも遥かに密度の濃い期間だったように思えます」と、5人の子供の親である自身もまた、良い経験を得た1か月だったことを綴った。

 毎朝5時30分に起床し、23時に就寝する生活の中で、主婦の日常の大変さを身をもって感じたと綴るつるの。「短い期間でしたが家族の絆がより深まったこと、改めて基盤固めできたことは後の仕事にも必ず役立つ事でしょうし、生まれたばかりの新生児の世話で大変な奥さんの手伝いができる事は今後の少子化対策にも必ず繋がると思います。(ちなみにウチは打ち止めっす)」と軽いジョークを交えながら、率直にしたためる。何より、「『知れた、理解できた』ということが一番の収穫です」という。

 ただ、この1カ月をつるのは「あくまで訓練期間」「これからが本番」だという。それは、「世の中的にはまだまだ簡単に家庭休業(育休)を取れるような社会環境ではありません」ということを認識し、「『皆さん育休とりましょう!』なんて無理強いするつもりはありません」という。それでも、「自分がこの休業中に身を以て経験した事、良かったことや大変だったこと、、等はこれから家庭休業を取ろうと考えている父親の皆様には伝えられたらなあと思います」と率直な気持ちを綴った。

 そして、「早く世の中から『イクメン』なんて流行ワードが消え『普通の父親』と当たり前に言える社会になればなあ~ そんな日本社会を僕は応援しています」と主夫を経験することで得た自らの考えを紹介している。

 さらに、つるのは「日々主夫が気づいたコトまとメモ」と題して、これから主夫をする人へ向けてのハッシュタグを書き込んでいる。それによると、「慣れるまでの最初の一週間が地獄」「休業であって休暇でないことに気づきます」「全国の父達妻に労いの言葉を」などと綴られ、また、「ママみたく上手くないけど愛情は同じ」「ママたちがランチが楽しみなのわかる」「送り迎えだけで半日終わる」「男の仕事の大変さとは質が違う」などともアドバイスを寄せている。

 ブログの最後には、子供たちが互いを見守っている様子が伝わってくる写真が掲載され、妻や5人の子供たちからつるのに贈られた花束の写真なども添えられている。

 このブログにはネットユーザーも涙腺をくすぐられているようだ。ツイッターなどSNS上には、「ブログでこんなにウルっときたのは初めてだ。つるのさん、サイコー!」「やばい、仕事中なのにうっかり感動して泣きそう」「ほんとに母親のことわかってくれてる!! 素敵すぎる!!」「ここまで出来る人って、なかなかいないと思う。最強パパ!」などと絶賛と感動のコメントが続々と挙がっている。

 つるのは先月6日に誕生した第5子・絢斗君と家族のために1カ月の育児休暇をとっていたがこの日が最後となった。また、第4子・いろちゃんが誕生した2010年にも2カ月間の育児休暇を取っている。

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