NHKは25日、今年大みそかに放送される第66回NHK紅白歌合戦(午後7時15分放送)のゲスト審査員を発表した。

▽有村架純
1993年、兵庫県出身。俳優。2013年連続テレビ小説『あまちゃん』で、主人公の母親・天野春子の若かりし頃を演じ、大ブレイク。今年は映画『ストロボ・エッジ』、『ビリギャル』で主演を務めた。実話をもとに実写化された「ビリギャル」は社会現象となり、観客動員数230万人を超える大ヒットに。金髪・ミニスカ・ギャルメイクの女子高生姿が話題になった。来年は、映画『夏美のホタル』主演が決定。親子の絆を描く人間ドラマで、新た役どころに挑戦する。

▽上橋菜穂子
1962年、東京都出身。作家、川村学園女子大学特任教授。文化人類学者でもあり、オーストラリアの先住民アボリジニを研究。代表作は1996年の『精霊の守り人』からはじまる「守り人シリーズ」、『獣の奏者』、『狐笛(こてき)のかなた』、『鹿の王』など。『精霊の守り人』と『獣の奏者』はNHKでアニメ化されている。作品は国内外で高い評価を受け、9カ国語に翻訳されている。2014年には「児童文学のノーベル賞」と言われる国際アンデルセン賞作家賞を受賞。2015年、全国の書店員たちが『一番売りたい本』を投票で選ぶ文学賞『本屋大賞』に『鹿の王』が選ばれる。2016年3月には、放送90年大河ファンタジー『精霊の守り人』が、綾瀬はるか主演で放送。

▽大泉洋
1973年、北海道出身。俳優。大学時代に演劇研究会に所属し、仲間たちと演劇ユニット「TEAM NACS」を結成、活動を開始。1993年から北海道のテレビ番組『水曜どうでしょう』に出演。好評につき全国でも放送、話題となる。主な出演作はドラマ『救命病棟24時』『ハケンの品格』『おやじの背中』、映『清須会議』『青天の霹靂』『駆込み女と駆出し男』など。NHKでは今年、連続テレビ小説『まれ』で主人公の父親役を熱演。さらに来年、大河ドラマ『真田丸』で真田信繁の兄・信幸を演じる。

▽堺雅人
1973年、宮崎県出身。俳優。1992年、劇団東京オレンジ(早稲田劇研)にて活動を始め、現在はテレビ、映画、舞台などで活躍。主な出演作は、2013年に主役を務め大きな話題となったドラマ『半沢直樹』をはじめ、映画『ゴールデンスランバー』『武士の家計簿』『鍵泥棒のメソッド』、ドラマ『リーガル・ハイ』『官僚たちの夏』など。NHKでは大河ドラマ『新選組!』『篤姫』などに出演。来年の大河ドラマ『真田丸』では主役の真田信繁(幸村)を演じる。

▽土屋太鳳
1995年、東京都出身。俳優。2008年、映画『トウキョウソナタ』でデビュー。その後、数々の映画、ドラマ、CMに出演。NHKでは、2010年の大河ドラマ『龍馬伝』、2011年連続テレビ小説『おひさま』2014年連続テレビ小説『花子とアン』に出演。今年は、前期の連続テレビ小説『まれ』のヒロインを好演。TBSドラマ『下町ロケット』に出演、現在公開中の映画『orange-オレンジー』で主役を務めるなど、出演作が次々と大ヒットしている。

▽所ジョージ
1955年、埼玉県出身。タレント。1977年、シンガーソングライターとしてレコードデビュー。同年、『オールナイトニッポン』のパーソナリティに抜擢される。以降、ラジオ、テレビ、映画、ドラマ、CMなどでマルチに活躍。特にバラエティ番組では欠かせない存在となり、現在も『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』『所さんの世田谷ベース』『所さんの目がテン!』など多くの人気レギュラー番組をもつ。NHKでは今年4月から「所さん!大変ですよ」に出演、好評を得ている。

▽長澤まさみ
1987年、静岡県出身。俳優。2000年、12歳で「東宝シンデレラ」オーディションのグランプリに選ばれ、同年映画デビュー。2003年映画『ロボコン』に初主演し、日本アカデミー賞新人俳優賞ほかを受賞。おもな出演作は2004年に大ヒットとなった映画『世界の中心で、愛をさけぶ』のほか『モテキ』、『海街diary』、ドラマ『優しい時間』、『ラスト・フレンズ』など。NHKでは連続テレビ小説『さくら』、大河ドラマ『天地人』『功名が辻』などに出演。来年の大河ドラマ『真田丸』では、ヒロインのきり役を務める。

▽羽生結弦
1994年、宮城県出身。フィギュアスケート選手。中学3年のとき国際大会のジュニアグランプリファイナルで史上最年少優勝、世界ジュニア選手権で日本男子4人目の優勝を果たす。2012年地元・仙台で開催されたNHK杯で初優勝。2013年12月のグランプリファイナル優勝に続き、2014年2月、ソチオリンピックで日本男子初の快挙となる金メダルを獲得。翌3月には世界選手権を制し、史上2人目のシーズン3冠を達成した。今シーズンはNHK杯で世界最高得点で優勝。さらにグランプリファイナルでは世界最高得点を更新し3連覇を果たした。

▽又吉直樹
1980年、大阪府出身。お笑い芸人、作家。1999年吉本総合芸術学院に入学し、翌年デビュー。2003年、同期の綾部祐二とピースを結成、活動を開始。2010年にキングオブコント2010で準優勝、M-1グランプリで4位に入り、実力を示す。コントや漫才のほか、それぞれ単独での活躍も多い。今年、『火花』で純文学デビュー。第153回芥川龍之介賞を受賞。単行本は累計245万部を突破するベストセラーに。NHKではEテレ『オイコミノア』『課外授業ようこそ先輩』などに出演。

▽三宅宏実
1985年、埼玉県出身。ウエイトリフティング選手。女子48Kg級および53Kg級の日本記録保持者。父は、1968年メキシコシティオリンピックのウエイトリフテイングフェザー級で銅メダルを獲得した三宅義行さん。2012年、ロンドンオリンピック女子ウエイトリフティング48Kg級で銀メダルを獲得。日本のオリンピック史上初となる、父娘がメダル獲得を達成。2015年、ヒューストンで開かれた世界選手権大会で銅メダルを獲得。2016年のリオデジャネイロオリンピックに出場が内定、4大会連続で五輪出場へ。

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