<紅白>金爆が大暴れ

ゴールデンボンバー。写真はリハーサルでの会見時

<第66回NHK紅白歌合戦、31日、NHKホール>
 ゴールデンボンバーが4年連続となる「女々しくて」をオリジナルのパフォーマンスで披露した。帯びまわし、相撲、除夜の鐘など、様々なディテールを盛り込み、ゲスト審査員の又吉直樹を巻き込みながら、紅白のステージで大暴れした。

 歌唱前のトークで鬼龍院翔は「まさかの4回連続『女々しくて』ということで、とても光栄に思っています。紅白大好きなので『ザッツ日本!ザッツ紅白』ということで日本らしくしてきました」と、メンバー4人が着物姿でパフォーマンスに臨むことを紹介した。

 白組司会を務める井ノ原快彦が「5年連続だと新記録になるみたいですよ」と紹介し、同じく紅組司会の綾瀬はるかは「では、がんばってもらいましょうか」と笑顔を作りながらゴールデンボンバーをステージに送り出した。

 イントロ部分で鬼龍院は「『女々しくて』以外も歌わせてくださーい!」と言葉をかぶせ、熱狂のステージをスタートさせた。

 すると徐々に舞台はゴールデンボンバーの世界観に包まれる。女性の着物姿だった樽美酒研二の帯をクルクルと回して奪い去る「帯びまわし」で裸にするが、「その下半身には相撲の赤いまわしを履いてい。まさかの力士姿になった樽美酒。その対戦相手に選ばれたのはなんと審査員席に座っていたお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹だった。

 本物の力士に担がれてステージに上がった又吉もまた、着物姿。嫌そうな表情の又吉の着物を一気に剥ぎ取ると、下半身にはこれまたまわしを履いていた。何気に準備万端だった様子の又吉だったが、土俵の上では樽美酒の前に一蹴される。

 勝ち名乗りを上げた樽美酒を力士が担いで胴上げの態勢に。ところが、大きな「除夜の鐘」が運び込まれ、樽美酒が木となり、その頭で神々しく鐘を打った。

 樽美酒のラストショットには、又吉が再び登場。自著で芥川賞を受賞した「火花」の文字が書かれた垂れ幕を掲げ、最後に一矢報いた格好だ。

 ゴールデンボンバーによる紅白のパフォーマンスは恒例行事。樽美酒がその大役を担っており、偽物のメンバーが体操の「大車輪」を披露したり、ステージ上で丸坊主にするなど破天荒そのもの。今年もど派手に紅白を盛り上げた。

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