全盛期に解散したFACTの軌跡、彼らが示した生き様と美学
全盛期で解散というバンド引き際の「美学」を示したFACT
ロックバンドのFACTが今年11月、その活動に終止符を打った。1999年に結成して以来、既成概念に捉われない独自サウンドを提示し続け、国内に限らず、世界にその名を轟かせてきた。
ハードコアやメタル、パンクのロック要素や、エレクトロニカやダンスミュージックなどの要素を多彩に操り、既成に捉われない前提的な姿勢で音楽性を進化させてきた。だが絶頂のなかでの解散は、国内外のロックファンにとっては衝撃だ。彼らの悲鳴は今もとどろいている。
ミュージックヴォイスでは彼らの功績に敬意を表してラストツアー『FACT “KTHEAT” JAPAN TOUR 2015』のレポート、そして最初で最後のベストアルバム『best+ 2009-2015』のレビューを紹介したい。彼らの“刺激”を少しでも文面から体感してもらえたら幸いである。
ライブレポート
◆【ライブレポート】全盛期に解散したFACTの軌跡、ツアーは最高のクライマックス
(抜粋)狂熱のライブに興奮冷めやらぬ者、清々しい表情と共に涙を流す者、ただその場に佇み動かない者。16年間、国内外のロックシーンを駆け抜けたFACTの音楽。約2時間のライブで様々な思いがFACTと共に胸に刻み込まれ「FACT “KTHEAT” JAPAN TOUR 2015」東京公演TOKYO DOME CITY HALLライブは幕を閉じた…
ベスト全曲レビュー
◆【ベストレビュー】全盛期に解散したFACTの軌跡、最後のベストは生き様そのもの
(抜粋)ベスト盤という形で彼らの軌跡、「Fact(真実)の生き様」を耳で確認する事が出来る。日本の音楽シーンにFACTあり――、アルバム『best+ 2009-2015』は、そんなFACTの生き様、そしてFACTと共に時代を生きたオーディエンスの意思を感じる事が出来る一枚だ…
※記事はいずれも平吉賢治が取材・執筆。




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