Joy Opposites、公開リハで観客を魅了「この演奏はヤバい!」
公開リハをおこなったJoy Opposites(撮影・松尾模糊)
4人組ロックバンドJoy Oppositesが17日、千葉県・稲毛K’S DREAMで公開リハーサルをおこなった。彼らは2015年に解散した、ラウドロックバンドFACTの元メンバーであるAdam(Vo、Gt)、Tomohiro(Ba)、Eiji(Dr)の3人に海外のメジャー・シーンでも活躍するImmy(Gt、Vo)が加わり、今年結成された新バンド。10日の1stアルバム『Swim』リリースに伴い、普段観ることの出来ないライブのリハーサルを、同アルバム購入者に披露した。同アルバムから全6曲、リハーサルとは言え、しっかりとした本番さながらの演奏を披露。観客も「音源もいいけど、この演奏はヤバい!」と称賛するステージを観せた。
今回イベントの会場となった、K'S DREAMはTomohiroやEijiがブレイクする前から演奏していたという、彼らのルーツとも言えるライブハウス。Tomohiroは「Eijiも俺もここでイベントやったり、何度も遊びに来ていた」と当時を懐かしんだ。
Adamが「ミスったら、ゴメンね」と冗談交じりに言うと、Tomohiroが「練習だからいいんだよ(笑)」と返し、観客からも笑いが起こった。緊張感漂うライブとは違い、メンバーも気軽に観客に声を掛けるなど、和やかな雰囲気で『Swim』のオープニングでもある「Candyass」からイベントはスタートした。
Adamは「前の前のバンドの時、ライブでお客さん2人しかいなくて、俺らが始めたらその2人も帰ってしまった。リハに来てくれるなんて本当にうれしい」と過去の苦い思い出とともに、観客に感謝を述べた。
リハーサルといっても、スタジオではなくライブハウス。メンバーもしっかりとした音作りで、本番さながらの音響で観客を圧倒した。7月20日にシングルとしてリリースした「In My Bones」の演奏後には、Adamが「CDに比べてどうですか?」と、観客に投げかけ「やばい!CDもいいけどこの演奏はヤバい!!」と絶賛する声が聞かれた。
Tomohiroは「こうやって新しい仲間でスタートを切れることが嬉しいです」と歓喜の言葉を述べ「Slip」でこの日のイベントを締めくくった。
メンバー同士が互いの音を手探りで合わせながら、しかし本番さながらの演奏で観客を魅了した。Adamは「すごいいい練習になってると思うんだよ」と言い、Tomohiroは「これはスタジオでは出来ないね、味わえない雰囲気、いいプレッシャー」と同意し、イベントが有意義であることを改めて確認した。(取材・松尾模糊)
■公開リハーサル披露楽曲
Joy Opposites
01.Candyass
02.Now & Then
03.Somewhere Down The Line
04.Blossom Forecast
05.In My Bones
06.Slip