INTERVIEW

AOI

「アイドルとしての自覚が」成長と変化、WHITE SCORPION5作連続リリース リレーインタビュー


記者:編集部

写真:提供写真

掲載:24年04月10日

読了時間:約5分

 WHITE SCORPIONが、4月7日に5thデジタルシングル「Satisfaction graffiti」をリリースした。IDOL3.0 PROJECT オーディションで選ばれた、秋元康氏プロデュースの11組アイドルグループとして大きな注目を集める。「眼差しSniper」でデビュー以降、毎月連続でデジタルシングルをリリースしており、今回はその5作目となる。デビュー当時は初々しさもあったが、この4カ月で著しい成長を見せている。そんな彼女たちに、本作への思いと共にデビューから現在に至るまでの変化などを聞いた。リレー形式でインタビューを届ける。4人目はAOI。

――デビューからこれまでを振り返り、印象的な出来事や自分自身に変化や成長はありましたか?

 WHITE SCORPIONはデビューしてから毎月リリースということもあり、毎日目まぐるしい日々を送っているのですが印象的な出来事を考えたとき、リリースイベントや握手会などファンの方と交流する機会が1番に頭に浮かびました。ほんの半年前まではごく普通の女の子として生活していた私たちが、今はアイドルとしてファンの方々の前でパフォーマンスをしていると考えると感慨深いです。しかしグループが結成されて半年も経つと顔つきも変わるんだなと。それこそ、イベントのときにファンの方にオーディション期間中より綺麗になったね、可愛くなったね、といった声をいただけることがあり、そういったところからアイドルとしての自覚が出ているのかと自分でも感じました。

――テレビ出演やTGC出演などビックイベントがありました。その時の様子を教えてください。またその体験はご自身にとってどのようなものになりましたか?

 デビューしたばかりでまだまだ新人な私たちにお声をかけて頂けたことにとても驚き嬉しさもありました。しかし、そのテレビ出演や大きなステージに立てるくらいの実力が伴っていないのではないかという悩みも同時にでてきました。でも、出演させて頂けると決まったからには今できることを全力でするしかないという気持ちでいました。本番当日を無事に乗り越えて、自分自身に少し自信がついたというか、強くなった気がしました。TGCでいうと今まで出た中で1番大きなステージだったんです。リハーサルの時はこれまでにないくらい緊張していたのですが、本番当日は緊張もしたけどそれ以上に純粋にステージに立ってパフォーマンスすることを楽しめたんです。そういったところから少し成長できているのかなと感じられました。

――配信連続リリースしてきました。多彩な楽曲で色んな一面が見せられたと思いますが、どれか一曲を選んで、印象的なエピソードを教えてください。また、その楽曲がグループやメンバー、自分自身にどのような影響を与えたか教えてください。

 5枚目の『Satisfaction graffiti』です。エピソードとして、今回はメンバー全員が出演するMVがあるのですが、振り入れ、MV撮影も含め3日間で行ったんです。今までのMV撮影で過去最短でした。でもメンバー全員成長出来ているんだなと感じられました。今までは振り付けを頭に入れて仕上げをするのにある程度の時間が必要だった私たちが、2日で振り付けと仕上げを完璧に行い撮影に臨むことができました。そこは今までの経験や個人の努力が成長に繋がっているのだなと感じられました。

 そして今回の楽曲は私の中に響くものがあって。アイドルには、それぞれのキャラクターというものが付きものじゃないですか。ムードメーカー担当だったりお姉さん担当だったり。私にはこれって言えるほどの強い個性がなくて。その中でこの曲を聞いた時、とても自分に刺さるものがありました。このキャラクターでいこうとか、一時期考えていたこともあったのですが、この活動を通して自然体の自分を出して好きになってもらうことが1番大事なことなんだとこの曲を聴いて改めて思うことが出来ました。

――それらを経て今のホワスピ、そして自分自身の現在地をどうとらえていますか?デビュー当時との変化がありましたら、それも教えてください。

 WHITE SCORPIONは、まだ世間に見つかっているとは言えないし私自身もアイドルとしてまだ未熟な部分も多いと思います。でもグループとしては着実に前へ進み続けていると思っているしデビュー当時と比べて、WHITE SCORPIONはパフォーマンスにおいてもアイドルとしても成長したと思います。

Satisfaction graffiti

――そのなかで迎える新曲「Satisfaction graffiti」ですが、仮歌を最初に聴いた感想と、印象的な歌詞を教えてください。

 仮歌を初めて聞いた時は、まず近未来感を感じさせるようなイントロにグッと引き込まれ、でもサビではどこか懐かしさを感じさせるようなレトロチックなメロディーでとても癖になり何回も聴きたくなるような歌だなと思いました。また印象的なメロディーが多く1回聞いただけで口ずさめるぐらいでした。印象的な歌詞は言葉になってしまうのですが「Satisfaction」です。曲中に何度も出てきておりタイトルにも入っている「Satisfaction」が1番印象に残りました。この曲にとってこの言葉がキーポイントになると思っています。

――振り付けやMV撮影、レコーディングはいかがでしたか?難しかったことや苦労した点、メンバーと話し合ったことがあったり、自身で練習したことがあったら教えてください。

 レコーディングは今までで一番苦戦したと思います。『Satisfaction graffiti』は印象的なメロディーが多いからこそ、正確に歌わないといけないのでとても難しかったです。またニュアンスを変えながら歌うことが大変でした。単調にならないように、歌詞の背景なども考えながら感情を意識して歌いました。

 振り付けも短時間で頭に入れなければいけなくて。私は1度焦ってしまうとなかなか振りが頭に入らなくなってしまうのでかなり大変でした。また、今回は手振りが細かかったので全員で踊った時に揃うように角度や高さをメンバー全員で合わせたりしていました。

 MV撮影は、エキストラの方々と一緒に撮影したり、ランウェイを歩いたりと初めてのことだらけでワクワクしました。MV内では感情を無にしたり、時には爆発させたりといろんな表情のWHITE SCORPIONをお見せできるのではないかと思います。

――この曲はグループにとってどんな存在になると思いますか?これらを経て新たに芽生えた思いや目標、夢があったら教えてください。

 5枚目の『Satisfaction graffiti』は今までの楽曲とは少し色の違うものになっています。今までの楽曲もそうですが、WHITE SCORPIONにしか歌えない、WHITE SCORPIONが歌うことによって意味を見いだせる、そんな楽曲にしていきたいです。

 私たちの夢は世界進出とデビュー当時から言っているのですが、それとは別に私が思っているのはいまたくさんいるアイドルの中で「唯一無二」のグループになりたいなと。そのためにもWHITE SCORPIONにしか出せない魅力だったり空気感を大切にしていきたいと思いました。

WHITE SCORPION

(おわり)

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