ALLY

　WHITE SCORPIONが、４月７日に5thデジタルシングル「Satisfaction graffiti」をリリースした。IDOL3.0 PROJECT オーディションで選ばれた、秋元康氏プロデュースの11組アイドルグループとして大きな注目を集める。「眼差しSniper」でデビュー以降、毎月連続でデジタルシングルをリリースしており、今回はその５作目となる。デビュー当時は初々しさもあったが、この４カ月で著しい成長を見せている。そんな彼女たちに、本作への思いと共にデビューから現在に至るまでの変化などを聞いた。リレー形式でインタビューを届ける。３人目はALLY。

――デビューからこれまでを振り返り、印象的な出来事や自分自身に変化や成長はありましたか？

　WHITE SCORPIONのメンバーになって、１つのグループとして日々活動していくうちに、グループ活動は一人一人が意識を高く持って、かつメンバー同士で支え合っていかなきゃいけないな、と強く実感しました。

　私は今までの人生で、何かのグループに属した時は、どちらかというとあまり意見などはせずにみんなに合わせたり、静かに見守っているようなタイプでした。

　でもこのグループは年齢層が広いので、最年長の私が意見を出しやすい雰囲気作りをしないといけないなと思ったのもあって、結成当初に比べると、自分の気持ちを伝えたり、良くない部分があれば今後気をつけていこうね、ということも伝えるようになりました。

――テレビ出演やTGC出演などビックイベントがありました。その時の様子を教えてください。またその体験はご自身にとってどのようなものになりましたか？

　やっぱりTGCは、今の私たちにとって非常に大きな経験だったと思います。多くのメンバーが、近い未来で達成したい目標の一つに挙げていたので、みんなとても気合が入っていました。今までで1番大きなステージだったので、リハーサルの時もステージの広さにみんな戸惑っていました。笑

　緊張もしていたと思うのですが、本番はみんなアドレナリン全開で楽しんでやっていました。今回のオープニングアクトももちろん貴重な有難い経験だったのですが、次はメインアーティストで呼んでいただけるようにもっと大きくなりたいねと話していたので、達成出来るように頑張りたいです。

――配信連続リリースしてきました。多彩な楽曲で色んな一面が見せられたと思いますが、どれか一曲を選んで、印象的なエピソードを教えてください。また、その楽曲がグループやメンバー、自分自身にどのような影響を与えたか教えてください。

　2ndシングルの『コヨーテが鳴いている』は個人的な話で言うと、1サビ後のダンスパートの部分で、初めてセンターで踊らせていただいたのがすごく印象に残っています。振り入れの時は本当に不安で仕方がなかったですし、真ん中にいるのが慣れなくてずっとそわそわしていました。笑

　でもたくさん練習を重ねて、以前の自分に比べたら少しだけ自信もついてきて、今はそのパートが来る時に「ぶちかましてやる！」という気持ちで踊っています。ファンの方からも、そこのパートがかっこよくて好きと言っていただけることが多くて、とても嬉しいです。

　この曲は全体を通しても少人数のユニットのパートが多いので、一人一人の「ここで魅せよう！」という意識がとっても見えてすごくお気に入りの一曲です。

――それらを経て今のホワスピ、そして自分自身の現在地をどうとらえていますか？デビュー当時との変化がありましたら、それも教えてください。

　私たちのファンの方は、ありがたいことにオーディション時から応援してくださっている方も多いのですが、色々なイベントやテレビに出演する機会が増えてからは、パフォーマンスやMVを見て気になって握手会などに来てくださる方もかなり増えてきているなと実感しています。

　「嬉しい変化だな」と思うと同時に、私たちのパフォーマンスがより多くの人の目に付いているということなので、グループ全体でも、個人でも、もっとパフォーマンスの完成度を上げないといけないなと強く感じています。まだまだ発展途上の段階にあると思います。

Satisfaction graffiti

――そのなかで迎える新曲「Satisfaction graffiti」ですが、仮歌を最初に聴いた感想と、印象的な歌詞を教えてください。

　初めて仮歌を聞いた時は、「また新しいWHITE SCORPIONが見れる！」と思いました。

　今回のように、メロディにシンセサイザーなどの電子音がメインで使われているような楽曲は初めてでしたし、歌詞も＜傷つくのは構わない 全て台無しにして＞＜大人になりたくないよ＞＜真っ赤なスプレーで塗りつぶしてしまおうぜ＞＜レジスタンス（抵抗という意味）＞といったように、今までにないようなストレートで強気な歌詞が多かったので、新しいWHITE SCORPIONをお見せすることが出来るんじゃないかなと、とてもワクワクしました。

――振り付けやMV撮影、レコーディングはいかがでしたか？難しかったことや苦労した点、メンバーと話し合ったことがあったり、自身で練習したことがあったら教えてください。

　歌詞にもある「抵抗したい」という気持ちを表現できるように、ダンス・歌共に「力強さ」を1番意識していました。私は自信のなさから「力強さ」をパフォーマンスで表現するのが苦手で、以前から自分の中で課題としていました。本人には伝えていないのですが、特にNAVIとNICOはいつもダンスの振りがすごく大きく見えて力強さと迫力を感じるので、自分にも取り入れたい！と参考にしていました。

――この曲はグループにとってどんな存在になると思いますか？これらを経て新たに芽生えた思いや目標、夢があったら教えてください。

　今回の曲は、振りの丁寧さももちろん大事にしつつ、加えて「強さ」を伝えるための表現力もとても大事になってくると思うので、みんなが感情をむき出しにして、自分の殻を破れるような楽曲になったらいいなと思います。

　そんなエネルギー溢れるパフォーマンスで、「見ている人の感情までもを動かすことが出来るようになる」ことが、私個人のパフォーマンスにおける1番の目標になりました。

WHITE SCORPION

（おわり）