連載
新アイドル「IDOL3.0 PROJECT」
最終審査に勝ち進んだ29人

サナ

茨城県出身21歳。特技は音を出さずにくしゃみをすること。趣味は読書、映画鑑賞、ヨガ。


掲載:23年09月21日

読了時間:約3分

 秋元康氏が総合プロデュースする新アイドルプロジェクト「IDOL3.0 PROJECT」のオーディションが佳境を迎えている。従来のアイドル活動に代表されるコンサートや握手会などの“リアル”な場での活動と、メタバース空間やNFTなどのWeb3.0技術を駆使した新しい活動領域もプラスしたリアルとバーチャルを行き来する新アイドル。オーディションでは今年4月から募集を開始し、いくつかの審査を経て、114人がファイナルステージに進出。そこから更なる関門をくぐり抜け、最終審査に進む29人が決定した。最終メンバー決定に向け9月24日にはその29人をお披露目するイベントが東京・池袋のサンシャインシティ噴水広場で行われる。彼女たちはいまどのような思いでいるのか。連載で一人ひとりを紹介していく。なお動画ではチャームポイントを披露してもらった。本稿では茨城県出身21歳のサナを紹介する。

――なぜこのオーディションに臨もうと思いましたか?

 「アイドル」になりたかったからです。

 私はアイドルが大好きで、アイドルは私の憧れの存在でした。しかし、私自身は大学院まで行って就職するという無難な将来以外考えたことがなく、学校活動の中でお友達とアイドルの曲を発表する事はあっても、将来アイドルになるという事は一度も、とはいえませんが人生設計として真剣に考えた事はありませんでした。

 そんな中、大学生になってから出会ったお友達が何度も私の背中を押してくれた事で、20歳を目前にして初めてオーディションへの応募という一歩を踏み出しました。初めての結果は残念ながら書類選考落ちでした。しかし、こうして夢を応援してもらえた事、踏み出せた事は私の勇気と自信に繋がり、挫けずに何度も挑戦することができました。

 メタバースや海外での活動が展望されていることが、私がこのオーディションに参加したもう一つの理由です。

 私はアニメや音楽ゲームが大好きなこと、声を誉めてもらえた経験などから声優も夢見たこと(実際にオーディションにも参加したこと)があります。なので、メタバース活動にとても興味を持ちました。

 また、私は人とコミュニケーションを取る事が好きで、言語や障害など、様々な壁を乗り越えてコミュニケーションが取れた瞬間にはとても幸せを感じます。そして、いろいろな人とコミュニケーションを取るために外国語や手話を勉強してきました。なので、多くの人と触れ合う機会があることも大きなポイントでした。

――このオーディションで大変だったこと、楽しかったことなど思い出深かいことと得たものは?

 大変だったことは「ダンス」です。

 私はダンスの経験がなく、特に合宿の時は周りについていくのにとにかく必死でした。朝から夜まであまり寝る暇もなく踊り続けて、それでも皆のように踊ることはできずに、何度も挫けそうになりました。

 それでも、メンバーの皆がダンスを教えてくれたり、一緒に練習してくれたおかげで何とか乗り越えて発表会まで努力し続けることができました。

 そして、合宿でのこの経験があったことで私自身の自信につながり、2nd審査の時には前向きにダンスに向き合って、楽しく練習を続けることができました。

 いつも辛い経験ばかり語ってきましたが、オーディションは常に楽しく、幸せでした(今も)!だからこそ、こうして半年間もオーディションに参加し続けることができました。

 参加者のみんなとお話ししたり、遊んだりしたこと。運営の方がさまざまな企画やサプライズをしてくださったり、常に支えてくださったこと。家族やお友達、アルバイト先の方まで、身近な人皆んなが応援して、支えてくれたこと。SNSを通じて、いろいろな方と交流したこと、応援してもらえたこと、全ての瞬間が、経験が貴重で幸せでした。本当にありがとうございます。

 また、このオーディションを通じて何かに向けて努力する事の楽しさや美しさ、日々の大切さを改めて学びました。これからも謙虚に努力を続けていこうと思います。

――最終審査に向けた意気込み

 私は人見知りではありませんが、人に心を開くのにとても時間がかかります。最近になって、やっと候補者のみんなやSNSを通じて応援してくださる皆さんと打ち解けてお話しすることができてきたと思います。

 少しずつ堅くない、本当の私を見せていくことができると思うので、ぜひ過去の投稿と見比べながら(笑)見ていてくださると嬉しいです。

 ここまで約半年。自信と不安が混じる中でこうして最後のステージまで来ることができました。何度も何度でも言いますが、本当に皆さんの応援のおかげです。

 これからも応援してもらえる私であり続けられるように、私自身が恥じない自分でいられるように、最後まで頑張ります。見ていてください!

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