ディズニープラスで独占配信中の『スター・ウォーズ』オリジナルドラマシリーズ最新作『スター・ウォーズ:アソーカ』。第1話が配信されると世界で1400万視聴を記録し、配信週(8月21日週)のディズニープラスで最も鑑賞された作品になると共に、世界の配信サービスで1位にもなった。その中で特にファンの注目を集めているのは、アソーカを「マスター」と呼ぶマンダロリアンの戦士サビーヌ・レンだ。

 製作・監督・脚本を務めるデイブ・フィローニは、『スター・ウォーズ:アソーカ』を制作中の2022年に行われたインタビューで、サビーヌについて「本作ではサビーヌとアソーカの関係について、皆さんがまだ知らないことや、これまで物語のどこにも出てきていない驚きのサプライズを用意しました」と新たな師弟関係が物語の重要なカギを握ることを明かしている。2人の関係にどのような秘密が隠されているのか、サビーヌ・レンの存在に世界中からの注目が集まる。※以下は1~3話のネタバレを含む。

 本作の舞台は、「マンダロリアン」シリーズと同じく帝国崩壊後の銀河。帝国の再興を目論むスローン大提督の脅威が銀河に迫り、アソーカは「スター・ウォーズ 反乱者たち」で行動を共にしたマンダロリアンの戦士サビーヌ・レンと再会し、共に恐るべき闇の脅威に立ち向かっていく。紫色とオレンジ色のカラフルなロングヘアが印象的で、大事な式典があってもすっぽかしてしまうほど自由な性格のサビーヌ。1話で登場した際には、アソーカですら鍵を開けることができなかった星図のマシーンを少しいじっただけで解除してしまうなどメカニックな一面も見せる。さらに、星図を狙ってきた敵から襲われた際には緑色のライトセーバーで対抗する姿も描かれており、2話では「アソーカの教えなしじゃ無理。彼女が(私を)見放したのよ」とかつてアソーカから訓練を受けていたことを明かしている。

『スター・ウォーズ:アソーカ』:サビーヌ©2023 Lucasfilm Ltd.

 サビーヌ役を演じるナターシャ・リュー・ボルディッツォはアソーカとサビーヌについて「2人のこれまでの関係はとても複雑で、長い間決裂していました」と解説。しかし、2話の最後では自慢のロングヘアをバッサリと切り、アソーカに「やるわ」と訓練の再
開を決意。アソーカも応えるようにサビーヌを「パダワン」と呼んでおり、本作では2人の間にあった溝が少しずつ埋まっていくことを感じさせる。

 3話ではアソーカから実際に訓練を受ける様子も描かれ、「体を鍛えるだけでなく心も開かないと、己を捧げてこそフォースを操れる」とジェダイとしての心得を伝授されている。難しい訓練にサビーヌは皮肉を言って反発するが、アソーカは「自分で見つけて」「それじゃ死ぬ」など愛のある厳しさを見せる。

 アソーカの日本版声優を務めている伊藤静は「パダワン時代、アナキンに言われ納得できずに反発したようなことを、今は逆にアソーカがサビーヌに言っていたりするシーンもあって、年齢と経験など、色々なものを重ねてここまできたんだなと思わずにいられません」とサビーヌといるアソーカはアソーカの師匠であるアナキン・スカイウォーカーの姿を彷彿とさせると熱弁。そんな2人の師弟関係が物語のカギを握る本作。果たして、今後どのような秘密が明かされるのか?2人は闇の脅威から銀河を救えるのか—。サビーヌとアソーカの関係から今後も目が離せない。

 「マンダロリアン」シリーズと同じく帝国崩壊後の銀河を舞台に、「スター・ウォーズ 反乱者たち」で行動を共にした仲間たちである新共和国を導く将軍ヘラ・シンドゥーラやサビーヌ・レンと再会したアソーカは、恐るべき闇の脅威に立ち向かっていく。ジェダイがほぼ残っていない暗黒の時代に、徐々に迫りくる暗い闇とは一体何のことなのか?アソーカを中心に描かれる未だ誰も見たことがない「スター・ウォーズ」の新たな歴史を刻む超重要作となることは間違いない。全世界待望の『スター・ウォーズ:アソーカ』はディズニープラスで独占配信中。

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