「Disney+」オリジナルシリーズ『ウィロー』が日米同時独占配信されている。ジョージ・ルーカスが原案と製作総指揮を務め、ロン・ハワードが監督を務めた映画『ウィロー』(88)。魔法使い見習いの主人公ウィローが、仲間たちと共に邪悪な魔女から世界を救う冒険譚は、公開当時、飛ぶ鳥を落とす勢いの稀代のヒットメーカーの新作とあって大きな話題を呼んだ。そして34年の時を経て、前作の20年後の世界を舞台に「Disney+」オリジナルシリーズとなって蘇る。

 本作ではウィローと共に旅をする個性豊かな若き冒険者たちが登場し、「スパイダーマン」シリーズのトニー・レヴォロリや『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のエリン・ケリーマンなどが起用されている。若きキャスト陣は、キャラクターの個性を引き出すために“乗馬”や“語学勉強”、“料理”といった多種多様な役作りに挑んだことを明かした。

 本作の舞台は、前作から 20 年後の世界。ウィローたちの活躍により追放されたはずの闇の勢力が再び動き出し、王国に新たな脅威が迫りくる。王国の危機を救うべく立ち上がった若き冒険者たちとウィローが、壮大で神秘的な世界で大冒険を繰り広げていく。

 トム・ホランド版「スパイダーマン」シリーズのフラッシュ・トンプソン役でお馴染みのトニーは、本作で魔法使いに憧れる気弱な王子グレイドンを演じているが、自身の役作りについて「乗馬を学んだよ。衣装を着て、馬に乗って、スタントをやって、僕はこのファンタジーの世界に入っていったんだ。僕が演じるグレイドンというキャラクターは、若き冒険者たちの中でも勉強が好きなタイプだから様々な国の言語の勉強もした」と告白。

(C)2022 Lucasfilm Ltd.

 一方、映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』で反乱者のエンフィス・ネスト役を務めたエリン・ケリーマンは、勝気な王国のプリンセス キットの幼馴染で、騎士になることを夢見るジェイドを演じる。ド派手なアクションシーンを演じる彼女は、他のキャストと共に約1カ月のブートキャンプでトレーニング漬けの日々を送ったという。体を引き締めるために食事にも気を遣ったそうで、「すごく濃くて、見た目が不味そうなミルクシェイクみたいなものを食べたわね。それが何だったのか今でも分からないわ」と、当時を振り返った。

(C)2022 Lucasfilm Ltd.

 さらに、映画『くるみ割り人形と秘密の王国』でルイーズ役を務めたエリー・バンバーは、本作で王国の王子に恋心を抱くキッチンメイドのダヴを演じる。エリーは、「私は一般的なトレーニングに加えて、料理のことも考えた。キッチンメイドのダヴの精神に入っていけるよう、撮影前にキャストに料理を振舞ったのよ。」と、キャストに手料理を振舞ったことを明かしている。バンバーから手料理のプレゼントがあったトニーは「彼女は優れたシェフなんだよ。一度僕のためにパスタを作ってくれたんだ。すごく美味しかった」と彼女の料理の腕前を絶賛し、キャスト間の仲睦まじい姿を見せた。

 子供の頃から魔法使いに強い憧れを抱く王子や、騎士を夢見る見習い剣士、そしてお城のキッチンメイドの他、反骨精神あふれるプリンセス、粗野で一匹狼の荒くれ戦士など、個性的でバラバラな若き冒険者たちは、かつて世界を救ったウィローに助けを求め、危険に満ちた冒険へと出かけることになる。かつて魔法使い見習いだったウィローと新たな冒険者たちは、邪悪な魔法使いやトロールたちが住む危険な世界に平和をもたらすことができるのか?彼らのハプニング多き大冒険に是非注目してほしい。

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