(C) 2025 MARVEL.

 マーベル・スタジオの劇場公開最新作『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』が14日から日米同時公開される。主人公は、“初代”キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースから最も信頼され、「エンドゲーム」のラストでヒーロー引退を決めたスティーブから大切な盾を託されたファルコンことサム・ウィルソン。そんな“新キャプテン・アメリカ”となるサムを演じるアンソニー・マッキーは、制作陣から“キャップのように頼もしい存在”として慕われる人物。長年キャプテン・アメリカを演じてきたクリス・エヴァンスも「アンソニー以上に新キャプテン・アメリカ役に相応しい役者はいないでしょう。彼は本当にこの役を見事に演じています。バトンを繋ぐ者として彼のことをとても誇りに思っています」と絶大な信頼を寄せている。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)を代表するヒーローの物語を託されたアンソニー・マッキーの魅力に迫る。

 主人公のサム・ウィルソンは『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(14)で初登場した元兵士で、すぐにスティーブと意気投合し人工の翼で空を舞うヒーロー“ファルコン”として参戦。その後は全ての「アベンジャーズ」シリーズでスティーブらと共に戦い、アベンジャーズに欠かせない存在となっていく。スティーブを上回るほど友情に厚く、状況を冷静に分析する頭脳、高い戦闘力も持ち合わせた正義感に溢れる熱い男。先代のキャプテン・アメリカが築き上げた正義の象徴としての重圧と葛藤しながらも“新キャプテン・アメリカ”を受け入れる覚悟を決める。

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 そんなサムの葛藤を描いたドラマシリーズ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(21)で監督を務めたカリ・スコグランドはアンソニー・マッキーについて「彼は撮影現場で最高に心強いリーダーとなっていました。常に明るく前向きで、最高の演技を貪欲に追及することに優れており、才気を感じさせる俳優です。彼の人柄が現場やキャラクターそのものにもの影響を与えたと思います」とキャップのように周囲に活力を与えながら現場を牽引するリーダー性があることを熱弁。また、本作の撮影中は彼の意見が道しるべになっていたそうで、ジュリアス・オナー監督は「アンソニーとの仕事は素晴らしいコラボレーションです。彼がいてくれたおかげで何も心配をする必要がなく、とても自信が持てました。なぜなら彼はサム・ウィルソンというキャラクターをよく知っているので、監督として彼の判断を信頼し、頼ることができました。結局キャラクターに命を吹き込むのは常に俳優です。だからこそ誰よりもサムを知っている人と本作を作り上げられたことはとてもうれしいことです」と全幅の信頼を語っている。

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』 (C) 2025 MARVEL. (ディズニープラスにて独占配信中)

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』 (C) 2025 MARVEL. (ディズニープラスにて独占配信中)

 これまでアベンジャーズの中心人物としてリーダーシップを発揮してきた“キャプテン・アメリカ”は、ヒーローの象徴として世界中から愛されてきたMCUにとって特別な存在。そんなキャップの物語を新たに描くことは大きな決断だったそうで、マーベル・スタジオの社長で本作の製作も手掛けるケヴィン・ファイギは「アンソニー・マッキーのような優れた役者が引き受けてくれなければ、僕らはこの物語を作ろうとはしなかったよ」と語っており、アンソニーがいたからこそ“キャプテン・アメリカ”のレガシーを引き継ぐ物語が誕生したことを明かしている。

 そんな本作では、アメリカ大統領ロスが開く国際会議でテロ事件が発生。それをきっかけに生まれた各国の対立が、世界大戦の危機にまで発展してしまう。この混乱を食い止めようとする新キャプテン・アメリカことサム・ウィルソンに、<赤いハルク>と化した大統領ロスが襲いかかる…。だが、全ては“ある人物”によって仕組まれた陰謀だった——。究極の空中戦で繰り広げるサスペンス・アクション超大作がまもなくやってくる。数々の衝撃と感動を生み出してきた MCU の制作陣から絶大な信頼を寄せられるアンソニー・マッキーが演じる新たなキャプテン・アメリカの物語を是非劇場で見届けて欲しい。

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