『スター・ウォーズ』の「エピソード4/新たなる希望」の直前を描いた『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の5年前、帝国が支配する暗黒の時代を舞台に、反乱軍誕生の物語を描いたオリジナルドラマシリーズ『キャシアン・アンドー』がディズニー公式動画配信サービス、Disney+(ディズニープラス)で独占配信中だ。

 これまで多くのファンを魅了してきたルーク・スカイウォーカーやレイア姫、悪役でありながらも絶大な人気を誇るダース・ベイダー(アナキン・スカイウォーカー)などレジェンドキャラクターはたくさんいるが、本作では「ローグ・ワン」に登場した情報将校、キャシアン・アンドーを主人公として描いている。

 本作の監督を務めるトビー・ヘインズは、キャシアンを主人公にした理由について「必ずしも英雄である必要はない。『スター・ウォーズ』シリーズでは、“なすべきことをなす覚悟のある人”が主人公として描かれるのです」と明かし、「スター・ウォーズ」作品の主人公に必要なことを明かした。

(C)2022 Lucasfilm Ltd.

 「ローグ・ワン」で「スター・ウォーズ」シリーズに欠かせないダース・ベイダーら帝国軍と敵対する<反乱軍>の情報将校として登場したキャシアン・アンドー。

 同作でキャシアンは、銀河を支配しようとする帝国軍の抑圧に対抗するため、<反乱軍>の一員としてデス・スターの設計図を盗むという命がけのミッションに挑む。

 大義のために自身の犠牲を顧みず行動するキャシアンは多くのファンから人気を集めたが、本作の主人公となったのは“キャラクター性”にあった。

 トビー監督は「『スター・ウォーズ』の世界では必ずしも全員が賞賛される存在であり続けるとは限らない。でも、そこにその人物の覚悟や、なすべき理由があれば、主人公になることもできるのです」と語り、本作では信念を持ち反乱軍形成に関わるキャシアンを主人公にすることで、反乱軍誕生の秘密が描かれる。

 さらに製作総指揮を務めるトニー・ギルロイは「このシリーズにはたくさんのキャラクターが出てくる。『ローグ・ワン』に向けて話が進んでいく中で、その全員がそれぞれ飛び回り、接触しあって『キャシアン・アンドー』のストーリーに関わってくるんだよ」とキャシアンを取り巻く多くのキャラクターが登場し、壮大なストーリーが展開することを予感させている。

(C)2022 Lucasfilm Ltd.

 2016年に公開された『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、「新たなる希望」の直前、名もなき人々がデス・スター破壊のために命を懸けたミッションに挑む物語。感動の結末に絶賛の声が絶えず、当時ファンからは史上最も“泣ける”「スター・ウォーズ」と称された。

 そんな物語を手掛けたトニー・ギルロイが本作でも再び脚本を担当し、「ローグ・ワン」で絶大な支持を得た情報将校“キャシアン・アンドー”の知られざる過去を描く。

 「ローグ・ワン」、そして「スター・ウォーズ」の歴史に繋がる新たな物語『キャシアン・アンドー』はディズニープラスにて毎週水曜日に独占配信中。

この記事の写真

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)