真木よう子、うなじ光る浴衣姿に銭湯で会見 入水シーンでハプニング
『アンダーカレント』アンダーカレント湯オープン記念イベント
真木よう子が6日、東京・東上野の銭湯「寿湯」で映画『アンダーカレント』(10月6日公開、今泉力哉監督)アンダーカレント湯オープン記念イベントに臨んだ。この日はさらにコラボ壁画を手掛けた、唯一の女性銭湯ペンキ絵師・田中みずき氏も出席した。
【動画】艶やかな浴衣姿で登壇。銭湯で行った会見では撮影秘話を明かす。壁面にサインも
心の奥底に閉じ込めた気持ちを大切に描く、自分自身ととことん向き合う物語。豊田徹也氏の同名長編漫画が原作。突然夫が失踪してしまった銭湯「月乃湯」の女主人・かなえを真木よう子が演じる。
本作の公開を記念し、東上野にある銭湯「寿湯」の浴場内壁画に映画『アンダ―カレント』をイメージしたペンキ絵が描かれた。手掛けたのは唯一の女性銭湯ペンキ絵師・田中みずき氏で、この日特別ゲストとして登壇した。
秋らしい色合いの浴衣姿で登場した真木。「今年は浴衣を着る機会がなかったので嬉しい」と今年初の艶やか浴衣に笑顔。撮影だが設定は冬。「ボイラー室のシーンは結構暑くてヤバかった。銭湯の掃除は大変だと思いました」と銭湯ロケならではの苦労を明かした。
入水シーンも話題だが、専用プールでの撮影について真木は「自信がありました。まあできるだろうと思った」と余裕の表情だが、「調子に乗ってやったら鼻に塩素が入って 3 日間くらい味も匂いもしなかった。しかも脚立に足を引っかけて踏ん張っていたのでキツかった」と身振り手振りで熱演を報告していた。
また、銭湯ペンキ絵師の田中は、真木扮するかなえが水中に沈む姿を捉えた今回のペンキ絵について「真木さんが水中に沈む中で薄っすらと目を開けておられて、それがすべてを受け入れているかのような表情に見えた」とコンセプトを説明。富士山に繋がる構図については富士=不死・普遍のイメージだと解説した。
日本で3人しかない銭湯ペンキ絵師の一人である田中によって描かれたペンキ絵に真木は「ビックリしました」と完成度に驚き「『アンダーカレント』のかなえちゃんを描いてもらった気がして、富士山と繋がっていて素晴らしい絵だと思った」と感激。そしてタイトル文字の上にサインを書き加えていた。
最後に真木は「この映画は言葉では言い表せない人間の葛藤などを描いていて、だけれど観た後に気持ちが落ちるような映画ではなくて、人を理解することの幸せを感じられる映画になっています。人と寄り添うことの大切さについて少しでも考えてもらえたら嬉しいです」とアピールしていた。
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