サザンオールスターズの原由子が19日、1991年発表の『MOTHER』以来31年ぶりのオリジナル・ソロアルバム『婦人の肖像 (Portrait of a Lady)』をリリースした。リリースに際して、アルバムより60’sの洋楽ロックへのリスペクトと愛を込めた楽曲「スローハンドに抱かれて (Oh Love!!)」のミュージックビデオが公開された。

 サザンオールスターズのキーボーディストであり、ボーカル・コーラス・アレンジなども幅広く担当する、バンドの音楽的かつ精神的支柱である原 由子が、1991年発表の『MOTHER』以来、実に31年ぶりのオリジナルアルバムを本日10月19日(水)にリリースした。『はらゆうこが語るひととき』(1981年)、『Miss YOKOHAMADULT YUKO HARA 2nd』(1983年)、『MOTHER』(1991年)に続く、4作目のオリジナルアルバムのタイトルは『婦人の肖像 (Portrait of a Lady)』。44年の音楽キャリアを共に生き抜いてきた“戦友”そして“楽友”である桑田佳祐による全面バックアップのもと、柔軟で彩り豊か、かつ野心的で実験的なサウンドメイクで新曲10曲を新たに書き下ろした。44年のキャリアを経てなお、全曲新曲!穏やかで柔らかな原 由子のパブリックイメージだけでは収まらない“ヤバい”作品になっている。先行配信されていたNHKドラマ10「プリズム」主題歌のアコースティックナンバー「ヤバいね愛てえ奴は」や、サザンの名曲「鎌倉物語」の続編をイメージして描かれたユニクロ「スフレヤーンニット」TVCMソング「鎌倉 On The Beach」がリリース前より話題となっているが、本日アルバムリリース日を迎えて収録曲「スローハンドに抱かれて (Oh Love!!)」のミュージックビデオがついに公開となった。

 「スローハンドに抱かれて (Oh Love!!)」は、原 由子の60’s洋楽ロックへの愛とリスペクトを描きつつも、どこか歌謡曲のエッセンスも感じられる楽曲。作曲を原が、作詞を桑田佳祐が担当している。スローハンドと言えば、桑田・原が学生時代から敬愛するミュージシャン、エリック・クラプトンのニックネームとして知られるが、ベック、ペイジ、ジョン、ポール、クリームなど、クラプトンにまつわる実在のレジェンドミュージシャンたちの名前が歌詞の至る所で登場するなど桑田の言葉遊びと、キーボーディストならではの視点で60’ロックを表現した原 由子のソングライティングが光る曲に仕上がっている。ミュージックビデオでは、60’sロックが持つ独特のサイケデリックな世界観を表現しつつ、原 由子やバンドメンバーの演奏シーンに加えて、ドラマやバラエティに引っ張りだこの言わずもがなの俳優界きっての名バイプレイヤー・遠藤憲一とマドリード国際映画祭2022で『わたしの見ている世界が全て』(監督:佐近圭太郎)にて外国映画部門主演女優賞を受賞した森田想が出演。遠藤演じるしがないサラリーマンの父親と森田演じる真面目だけど音楽にのめり込む娘の何気ない親子関係を描きつつ、ストーリーは思わぬ展開に・・・!?笑いあり、感動あり、見終わった後には少しほっこりするホームコメディ仕立てになっている。是非ともご視聴いただきたい。

原 由子「スローハンドに抱かれて (Oh Love!!) 」 (Full ver.)

 さらに先日発表された来春開催の原 由子のソロワンマンライブの日程が発表された!会場は『婦人の肖像 (Portrait of a Lady)』の完全生産限定盤プレミアムディスクにライブ映像が収録されることにもなった「はらばんライブ Live at鎌倉芸術館 2010.07.04」が開催された鎌倉芸術館。日時は2023年3月6日(月)、7日(火)の2日間。13年の時を経て同会場で2daysにわたってライブを開催する。チケット詳細は追って発表される。

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