葵わかな&木下晴香、ミュージカル『アナスタシア』再び 来秋上演決定
葵わかなと木下晴香が主演でミュージカル『アナスタシア』が来年9月・10月に上演されることが決まった。
本作は、第70回アカデミー賞で歌曲賞、音楽賞にノミネートされたアニメ映画『アナスタシア』に着想を得て制作されたミュージカル。ブロードウェイ公演は、2017年3月にプレビュー公演を経て、4月に開幕後、2019年3月まで2年間にも及びロングラン上演された。本国のクリエイティブスタッフと日本公演キャストで上演する。
2020年3月1日から公演予定だったが、新型コロナウイルスの猛威で、初日を延期、大阪公演含め全52回の公演が予定されていたところ、中止によりわずか14回の上演となった。再演を望む声が多く上がるなかでこのほど、上演が決まった。
主演のアーニャ役には、テレビドラマ・映画・CMでの活躍はもちろん、2019年に『ロミオ&ジュリエット』で初舞台&ミュージカルデビューでの演技が大好評を博し、舞台でも大注目を浴びている葵わかな。そして、抜群の歌唱力で数多のミュージカル作品のヒロインを演じ、初のストレートプレイで菊田一夫演劇賞を受賞し演技面でも実力が評価されている木下晴香の2人がダブルキャストで務める。
アーニャと出会いともに旅をする若い詐欺師・ディミトリ役には、大作ミュージカルからディズニー作品、海外クリエイターとの意欲作にも挑戦し多彩な才能を発揮する海宝直人、戦隊ドラマや声優としても活動し、ミュージカル界でもひっぱりだこの相葉裕樹、2.5次元ミュージカルでの活躍から今や若手注目株として期待が高まる内海啓貴の3人がトリプルキャストで出演。
皇女アナスタシア殺害の命を受けたボリシェビキの将官グレブ役には、ボーカル・デュオ「CHEMISTRY」やソロとしても精力的な歌手活動を続ける堂珍嘉邦、ミュージカル界に欠かせない俳優の一人である田代万里生が今回初参加、そして、海宝直人がディミトリ役に加えてグレブ役の2役を、トリプルキャストの一人として務める。
ディミトリと共にアーニャを皇女アナスタシアに仕立て上げ懸賞金を狙う詐欺師・ヴラド役には、ブロードウェイが認める振付家&ダンサーでもある大澄賢也と、数々の名作に出演しミュージカル界を牽引し続けている石川禅がダブルキャストで登場。
マリア皇太后に仕える伯爵夫人リリー役には、元宝塚歌劇トップスターで舞台を中心に活動し華やかな輝きを放つ朝海ひかる、歌手・舞台・ドラマ・バラエティなど多方面で活躍する女優マルシア、映画・ドラマなどさまざまなジャンルで名バイプレイヤーとして存在感を見せる堀内敬子がトリプルキャストで出演。
そして、孫娘アナスタシアを探し続けるマリア皇太后役に、数々の演劇賞を受賞し圧巻の演技で観客を魅了する名優麻実れいが出演。豪華俳優陣が集結した。
葵わかな:コメント
2020年の初演は今でも忘れられないものとなっていますが、当時感じていたやるせなさを吹き飛ばす機会がやってきました!
新たなキャストを迎え、チーム一丸となって、また新しい気持ちで作っていきたいと思います。この作品のドラマチックで希望にあふれる世界観を、もっとたくさんの方にお届けできるのが今から楽しみです。不安な情勢はまだまだ続いていますが、この温かい物語を輝かせるために、精一杯頑張りたいと思います。
木下晴香:コメント
再び『アナスタシア』の世界に生きられること、本当に本当に嬉しいです。物語・登場人物・楽曲・美術・衣装…どこをとっても大好きで大切で特別な作品。3年越しの想いとエネルギーを胸に、新しいカンパニーの皆さんと送る旅路をぜひ見届けに来てください!
海宝直人:コメント
ミュージカル『アナスタシア』に再び出演できること心から嬉しく思います。美しい音楽、華やかで見応えのある衣装やセット、そして胸を打つ成長と再生の物語。2019年にドイツ公演を観た際、これは日本でも長く愛される作品になると確信して帰ってきた思い出の作品です。皆様どうぞお楽しみに!
相葉裕樹:コメント
ミュージカル『アナスタシア』再演。この時が来るのをとても心待ちにしていました。またこの作品に携われる事とても嬉しく思います。ディミトリとしてまた皆様にお会いできる日が楽しみです。劇場でお待ちしております。
内海啓貴:コメント
僕にとっては初めてのグランドミュージカル作品で特に思い入れが強かったので、またこうして再演が出来る事を願わずにはいられない思いで待ち望んでいました。再び『アナスタシア』の世界に帰ってこられる喜びと、感謝の気持ちを力に変えて、この作品の煌びやかさや愛の美しさをしっかりと表現して観て下さるお客様に温かい気持ちになって頂けるよう、一生懸命頑張ります。
堂珍嘉邦:コメント
先ず、3年ぶりの『アナスタシア』に参加させて頂く事が決まり、待ちに待っていたこの舞台が始まる事に光栄な想いと喜びを感じています。クールな印象の中に熱い想いを持つ“グレブ”を演じさせて頂きますが、今からとてもワクワクしています。素晴らしいキャスト、演出家やスタッフの皆さんと共に、皆様に良いものを届けられる様に精進して行きたいと思います。
田代万里生:コメント
あの皇帝フランツ・ヨーゼフが崩御した翌年に起きた、ロシア革命の行く末の物語。海外クリエーターによるオーディションを経て今回演じるのは、ロシアの将官グレブ・ヴァガノフ。任務は皇女アナスタシアの暗殺。国家と正義を信じたその先には…グレブの揺れ動く魂をお届け致します。
大澄賢也:コメント
コロナ禍が始まり、14公演で終わってしまった2020年春の初演。たとえ世界は変わっても、変わらない人との繋がり、絆、信じる心、愛を、再びこの作品を通してお客様にお届けできるよう誠心誠意努めてまいります。『アナスタシア』の旅は終わらない。
石川 禅:コメント
舞台美術のあまりの美しさに何度も溜息をついたあの作品が帰ってきます!緊急事態宣言という、当時は聞き慣れない言葉と入れ違いに、消え去ってしまった初演。今度こそ多くの御客様に御覧頂けることを心から願っています。
朝海ひかる:コメント
再び、スタッフキャストの皆様と、『アナスタシア』の世界に飛び込める事、とても幸せです!!今回はより多くのお客様にご覧いただける様に、引き続き体調に気を付けて、更にパワーアップした「リリー」を目指したいと思います。劇場でお待ちしております!
マルシア:コメント
『アナスタシア』の再演、大変嬉しく思います。再演と言うより、初演に近いですね。楽しみにずっと待ってくださっていたお客様に『アナスタシア』の世界を存分に味わって頂きたいと思います。またリリーを生きることができます。本当に感謝です。最高の時間になりますよう、全力を尽くします。
堀内敬子:コメント
『アナスタシア』の再演を心待ちにしておりました。オリジナルクリエイティブチーム、キャスト、スタッフの皆さんで作りあげた日々は今も鮮明に思い出します。再び、朝海さんと、マルシアさんと、素敵なリリーを作り上げていきたいと思います。とはいえ、簡単に上演までたどりつけると思ってはいません。みんなで力を合わせて、リスペクトし、更に深い作品になるように、一員として頑張ります。是非、『アナスタシア』の世界へいらしてください。
麻実れい:コメント
『蜘蛛女のキス』以来のミュージカル・・・でしたが、コロナ禍で初演は途中クローズしてしまいました。さあ改めての再開!!
再び仲間たちと力を合わせ暖かな愛と幸福に満ちたひとときを皆様にお届け出来たらと願います。
ミュージカル『アナスタシア』
▼公演期間
【東京公演】2023年9・10月
【大阪公演】2023年10月
▼劇場:
東急シアターオーブ(東京)/梅田芸術劇場メインホール(大阪)
■スタッフ
[脚本]TERRENCE McNALLY(テレンス・マクナリー)
[音楽]STEPHEN FLAHERTY(ステファン・フラハティ)
[作詞]LYNN AHRENS(リン・アレンス)
[振付]PEGGY HICKEY(ペギー・ヒッキ―)
[演出]DARKO TRESNJAK(ダルコ・トレスニャク) 他