香坂みゆきが、デビュー45周年を記念して、1991年にリリースしたカバーアルバム「カントス1、2、3」を10月12日に配信することがわかった。それに先駆けて9月14日に新録した「かもめはかもめ」と「虹のひと部屋」の2曲を先行配信する。

 「かもめはかもめ」は1978年に研ナオコが歌ってヒットした作品。1976年リリースの中島みゆき作品「あばよ」がオリコンシングルチャートで1位を獲得して以来のみゆき曲は見事にヒットして日本レコード 大賞金賞等を獲得した、研ナオコの代表作の一つ。

 NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」で2021年6月に主人公の友人の母役の女優坂井真紀が劇中で「かもめはかもめ」を唄った事で、再度注目を浴びて、 youtubeの再生回数が210万再生になっている。編曲はデビュー曲「アザミ嬢のララバイ」以来中島みゆき作品を数多く編曲した船山基紀。歌唱力に定評 がある香坂みゆきは、この作品を丁寧に情感たっぷりに歌っていて、大人の色気を感じさせる歌唱になっている。

 1976年石川セリがリリースした2ndアルバム「ときどき私は」に収録された作品「虹のひと部屋」。荒井由美とともニューミュージックシーンの先駆けとして、人気だった彼女のそのアンニュイな歌唱に、デビュー当時の香坂みゆきが憧れていた名曲。

 アイドルとして1977年にデビューし、現在は女優、コメンテーターとして活躍する香坂みゆき。デビュー45周年を迎えた今年、フォーライフより1991年に立て続けにリリースしたJ-POP名曲カバー集「CANTOS」の1~3を初デジタル配信。第一線のアイドルとして「愛の芽生え」でデビューし、「初恋宣言」「ニュアンスしましょ」などのヒットを放ちながら、その歌の実力は他のアイドルの追随を許さなかった実力派。

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