松本伊代と早見優、浅香唯、香坂みゆきが17日、東京・銀座KENTO’Sで『LIVE!80’s IDOL POPS SHOW』を開催。公演前には公開リハーサルをおこない、報道陣による囲み取材に応じた。1980年代にアイドルとして活躍した彼女たち。早見は「今の方々は器用ですよね」と現在のグループ活動の中で個性を出すアイドルたちについて語り、松本は「いつもニコニコ、余計なこともしゃべっちゃう。サービス精神旺盛」と冗談交じりに80年代アイドルのセールスポイントについてコメントした。

 「LIVE!80’s IDOL POPS SHOW」は2部構成で、80年代にアイドルとして活躍した彼女たちの代表曲や昭和歌謡の名曲などを歌唱。最後には、5月16日に急性心不全のため亡くなった西城秀樹さんの代表曲「ヤングマン」でステージを締めくくる。

浅香唯、早見優、松本伊代、香坂みゆき

浅香唯、早見優、松本伊代、香坂みゆき

 他の3人に比べデビューが1985年とやや遅い、浅香唯は「子供の頃テレビで観ていた方々なので、同じステージに立てるだけで光栄です」とやや緊張気味に語った。

 1981年デビューの松本と早見だが、半年早くデビューした松本が芸能界の先輩にあたる。早見は当時を振り返り「伊代さんって呼んでましたよ。あの頃は、すごく厳しくて半年でも早いと先輩として接しなければいけなかったので」と上下関係の厳しい世界だったことを明かした。

 現在も数多くのアイドルが活躍しているが、当時と比べ早見は「今のアイドルの方々って、グループで年齢層も幅広いですよね。私たちは10代で20歳くらいまでしかアイドルとしては活動しなかったので。今の方々は器用ですよね。トークも上手ですし、グループの中で協調性を持ちながらも、その中で個性も出すので。そこまで私たちは考えてなかったかもしれない」と現在のアイドルたちについて語った。

 80年代のアイドルのセールスポイントとして、松本は「サービス精神旺盛。いつもニコニコ、余計なこともしゃべっちゃう」と述べ、記者からも笑いが起こった。

浅香唯、早見優、松本伊代、香坂みゆき

 リハーサルでは「ヤングマン」を4人で熱唱。バンドの生演奏をバックに「Y.M.C.A」のお馴染みのポーズを決めながら、4人でハツラツと歌い上げた。早見は「『ヤングマン』は、ずっと聴いていたので嬉しいです」とリハーサルを振り返った。

 芸能界に入る前から西城さんのファンだったいう、早見は「とても優しくて、アーティストとしても素晴らしくて。秀樹さんが機嫌の悪いところを見たことがありません。朝早くても元気に『おはよう!』と挨拶してくれて。リハーサルから声も出ていて、本当にスタ―でした」と偲んだ。

 昭和の名曲を歌う今回のライブ。早見は「日本の歌謡曲を、次世代の人に伝えていけたら」とコメント。

 香坂は、4人で同じステージに立つということに関して「本当に楽しみですし、バンドの生演奏で歌えるということでワクワクしています」と笑顔を見せた。

 最後に、松本は「ぜひ同年代の方や若い人にも昭和歌謡を歌って踊って欲しいです」と呼びかけ、浅香は「皆さんと一体となって盛り上がりたい」と意気込んだ。【取材・撮影=松尾模糊】

この記事の写真
浅香唯、早見優、松本伊代、香坂みゆき

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)