柳俊太郎演じる青井『トーキョー製麺所』第5話

 【一部ネタバレあり】ドラマ『トーキョー製麺所』(MBS/TBSドラマイズム枠)の第5話が5日深夜に放送され、柳俊太郎が演じるバイトリーダーの青井春翔が追いかける夢が明らかになった。吉野北人演じる新店長・赤松幸太郎のあきらめずやり続ける情熱に、青井が心を動かされる様子も描かれている。

 うどんチェーン店「トーキョー製麺所」を舞台に、そこで働く5人の男女の奮闘を描く青春グルメ群像劇。突然店長が不在となった店に新たに赴任した新店長は元ホテルマン。「安い・早い・美味い」が揃ったうどん店で、丁寧接客などホテルの考えを持ち込み大混乱となるも、斬新なアイデアで好評を博していく。しかし、突如閉店が決まり危機を迎える。

 柳が演じるバイトリーダーの青井春翔は29歳でバイト歴は約10年。バイト仲間から信頼を寄せられる大黒柱的な存在だ。第5話では、そんな青井がバイトを続ける理由が明らかになる。

 閉店する店舗に密着するドキュメンタリー番組の取材が入ることになった。インタビューを受ける中で突き付けられる現実。更に、本社から正社員の打診も。「夢のためとか言っていたくせに、同世代の成功や結婚に嫉妬するし、そういうカッコ悪いのがうんざりで…だから…でもやっぱりやりたくて…」。

 揺れる青井だが、赤松の姿に心打たれる。「無理だってわかっていてもあきらめないんですよ、店長は。僕たちもそれについて行きたくなっちゃって。だってずっと本気なんですよ」

『トーキョー製麺所』第5話

 なかなか叶わない夢に心が折れそうになる青井、その一方で、あきらめない赤松。第5話では青井の夢が明らかになると同時に、赤松新店長のもとで強くなっていった5人の絆も垣間見えた。放送後にはSNSで「泣いちゃったなぁ」「感動した」との声が多く挙げられた。

 それまで抑えていた感情を吐き出した青井の“涙”にも感動の声が聞かれる。演じた柳は映画『HiGH&LOW』や『東京喰種 トーキョーグール』、『弱虫ペダル』など話題作への出演が続く。なかでも、世界配信され人気を博した山崎賢人主演の実写『今際の国のアリス』(Netflix)では、丸刈りで顔面に大きなタトゥーのある“ラスボス”を怪演。大きな話題を集めた。

 本作ではそれとは全く異なるひたむきな好青年を好演しており、改めて役者としての幅の広さを見せている。

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