左から丘山晴己、井阪郁巳、剛力彩芽、Dream Ami、反橋宗一郎、石井一彰

 剛力彩芽とDream AmiがW主演を務めるミュージカル『#チャミ』が9日、東京・自由劇場で幕が上がった。

 韓国で人気を集めた本作は、平凡な主人公チャ・ミホと、彼女のSNSの中に存在する完璧な自分チャミの物語を愉快に描く。

 剛力とAmiは、ミホとチャミの二役を演じ、ミホが想いを寄せる先輩オ・ジニョク役をダブルキャストとして丘山晴己と石井一彰、同じくダブルキャストでミホに片想いを寄せるキム・コデ役を井阪郁巳と反橋宗一郎が演じる。

 剛力とAmiは本作が初のミュージカル。Amiは当初不安もあったようだが、いざ挑戦し「こんなに楽しい世界があったんだ」と感じたようだ。かねてから挑戦したいと思っていた剛力も「嬉しかった」と喜び「このメンバーだからこそ楽しいと思えた部分もある」と明かした。

 剛力とAmiは一人二役で公演ごとに入れ替わる。セリフ量も多いが「大変じゃなかった」と口を揃える。稽古も「あっという間に過ぎ、初日を無事迎えられて嬉しい」(Ami)、「2カ月前の制作発表でここに立たせてもらった時が懐かしい。泣きそうになる」(剛力)と感慨深く語った。

 オ・ジニョクもキム・コデもダブルキャスト。ミホとチャミ同様に公演ごとに入れ替わることから、それぞれ全く違う舞台になると期待を込めるのは井阪。「別の作品を見ている感じで楽しめると思う」

 井阪と同じコデを演じる反橋は「身長も全く違う。目線の高さも変わるのでその辺も楽しんでほしい」と笑いを誘った。

 一方の石井と丘山が演じるジニョクは当初の構想からだいぶ変わったようだ。石井は「最後の1週間ぐらいで変わった」、丘山も「いろいろ試したうえでそぎ落として、それで残ったフレーバーな感じを楽しんでほしい」と語った。

 改めてAmiは「このご時世でありがたい。3カ月みっちり稽古して胸を張った最高のカンパニーと思えるような仲間になった。それが作品にも表れていると思う」、剛力は「このご時世で気持ちが内向きなるなかでこの作品を見たら元気になれると思います」と思いを伝えた。

 『#チャミ』は21日まで、同所で22回の公演が予定される。

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