“雨男”佐藤健『るろ剣』公開初日に“恵みの雨”「天にも伝わったかな」

　『るろうに剣心 最終章 The Final／The Beginning』グランドフィナーレイベントが４日、都内で２部構成で開催され、佐藤健、武井咲、江口洋介ら主要キャストが登壇した。

　第１部は、先に封切りされた『るろうに剣心 最終章 The Final』の大ヒット舞台挨拶として、佐藤健、武井咲、青木崇高、土屋太鳳、江口洋介、大友啓史監督が登壇した。

　２部作連続公開となる『るろうに剣心 最終章 The Final／The Beginning』で10年の壮大な歴史に幕を閉じる。

　このキャストで顔を揃えるイベントは最後。佐藤は「最後です。寂しく思いますけど、最後の時間を噛みしめながら、幸せを感じながらこの日のイベントに臨みたい」と名残惜しんだ。

　主演映画の公開イベントの多くが「雨」という佐藤。この日も雨で、雨男とも呼ばれるも「それぐらい思いが天に伝わったのかなって。良かったって」と“恵みの雨”と捉えて喜んだ。

　「The Final」は先に封切りされたが、緊急事態宣言下で東京、大阪などでは映画館での上映は出来なかった。宣言延長後は緩和されたこともあって晴れて全国公開となった。そのため、改めて公開を迎えた喜びをそれぞれが語った。

　このあと行われる第２部には、佐藤健、有村架純、村上虹郎、北村一輝、江口洋介、大友啓史監督が登壇する予定。そのキャストに向け質問を求められたのは、武井と土屋、青木。武井は自身が演じた薫について「監督が、薫を巴さん寄りの髪型にしてと言っていたみたいで、巴さんに似せた薫はどうでしたか」と有村へ質問。

　土屋は、監督宛てに「台本上の台詞が終わった後も役として生きているからとカットがかからない」とし、『The Beginning』でもそういう場面はあったのか。

　青木は、佐藤、江口、監督宛て。「The Final」の撮影も相当な体力を使ったのにも関わらず『The Beginning』にも挑んだその気力はどこにあるのかという問い。これに佐藤は「別腹みたいな、まだいけるなって」と笑って回答していた。

　それぞれの質問は、第２部で回答される。

　改めて佐藤は「作品が皆さんの手に届いたら自分たちのものではなくなって、皆さんのものとなり、初めて完成すると思っています。意味のある愛着の深い作品なので末永く愛して欲しい。映画館で上演されている期間は僕にとって幸せ。その気持ちを皆さんと共有して過ごしたい」と述べた。