荒木一郎

 篠原ゆき子、倉科カナ出演の映画『女たち』(21年春公開)の主題歌は、荒木一郎が歌う「妖精の詩」。劇中では倉科が口ずさんでいるが楽曲でプロデューサー奥山和由氏の強い希望で起用された。その「妖精の詩」の荒木がコメントを寄せた。

 山あいの小さな町を舞台に「壊れゆく女たち」の姿を描くオリジナル作品。この楽曲の起用のきっかけは、同映画の撮影の時だった。

 奥山が、同映画のストーリーを古くからの友人に話していた。「口ずさむだけで癒される歌はないかな」と言ったところ「貴兄は、何故か『妖精の詩』が好きだったよね。若い時よく口ずさんでいたよ」と言われ、早速スマホのYOUTUBEで聴いた。そして奥山氏のこの歌に対する想いが久しぶりに甦り、主題歌起用をその場で決めたという。

 荒木は「この歌は羽仁 進さんに頼まれて、彼の監督作『妖精の詩』という映画の為に書いたものだけど、時代を超えて又新たな映画に使われるというのは嬉しいね」

倉科カナ(C)映画「女たち」製作委員

 なお、27日は荒木一郎主催のクリスマス会が、グランドプリンスホテル新高輪・飛天で開催される。今年で33回目になるもので、300人を超える参加者を前に荒木一朗プロデュースによる、マジックショー、ダンスショー等が繰り広げられる。目玉はラストに毎年1度だけこの場だけで聴ける荒木一郎の歌だが、今年は特別に自分のバンドを従えて数曲歌う。その中で「妖精の詩」も歌われるという。

 荒木は「レコーディング以外で人前で歌うのは今回が初めてになるんじゃないかな」と期待感を示した。

Photos

記事タグ