「ユーミンストーリーズ」新たな出演者&劇伴音楽担当アーティストを発表
ユーミンの名曲から生まれた夜ドラ「ユーミンストーリーズ」(NHK総合3月4日よる10時45分〜)の新たな出演者、劇伴音楽担当、放送日が発表された。
2024年3月4日から3週にわたって放送されるオムニバス夜ドラ「ユーミンストーリーズ」。既に発表された夏帆、麻生久美子、宮﨑あおい、3人の主役に加え、新たな出演者が決定した。
そしてドラマのキーとなるユーミンの名曲「青春のリグレット」「冬の終り」「春よ、来い」とは別に、物語を彩る劇伴音楽に、コンサートではたびたびユーミンの「卒業写真」をカバー演奏しているアーティスト・青葉市子氏が決定した。
以下、新たな出演者の役柄とコメント。
第1週「青春のリグレット」総合 2024年3月4日(月)〜7日(木) よる10時45分〜11時00分(各話15分・全4回)
<あらすじ>
結婚して4年で夫に浮気され、夫婦関係が破綻しかけている菓子(夏帆)。まだやり直せる。そう考えた菓子は夫の浩介(中島歩)を旅行に誘うが、その旅先で、昔ある人に言われた言葉が実は重要な意味を持っていたことに気づき・・・。青春時代の記憶が後悔となって呼び起こされる、ほろ苦い恋の物語。
▽陸役・金子大地
<役柄>
菓子の元彼。付き合ってもうすぐ1年になる頃、気持ちが冷めていく菓子の気を引くために、旅行を計画した が・・・。
<金子大地コメント>
松任谷由実さんの曲は僕も子供の頃から親しみのある曲が多く、その中の曲をドラマにして自分が参加できるなんて本当に嬉しかったです。青春のリグレットは誰しも経験があるのではないかなと思います。夏帆さんを筆頭に素敵なチームで作り上げたドラマを皆さんに是非観ていただきたいです。
▽しらかばヒュッテ店員役・片桐はいり
<役柄>
菓子が旅行した先で立ち寄るサンドウィッチや牛乳を販売するお店「しらかばヒュッテ」の店員。彼女の一声をきっかけに菓子は意外な事実を知ることになる。
<片桐はいりコメント>
胸のどこかをずうっとツネられているような気持で台本を読みました。ここでちょっと箸休め...と思ったら、片桐の出番でした。菊地監督のていねいな演出でどんなすてきなドラマになるのか楽しみです。
▽浩介役・中島歩
<役柄>
共通の知り合いを通じて菓子と出会い、彼女の押しに負けて結婚。しかし、自ら進んでした結婚ではないという気持ちが拭えないまま4年が経ち、思わぬ転機が訪れる。
<中島歩コメント>
岨手さんの脚本、菊地さんの演出、夏帆さんの相手役という、ずっと心のどこかで思い描いていたような企画でした。それをNHKの夜ドラというナイスな場で、しかも大好きなユーミンさんにちなんだ作品でごきげんでした。真っ当に生きることに疑問を感じている方には特にご覧いただきたいです。もちろん真っ当に生きることを諦めている方にもご覧いただきたいです。
第2週「冬の終り」総合 2024年3月11日(月)〜14日(木) よる10時45分〜11時00分(各話15分・全4回)
<あらすじ>
スーパーでパートとして働く藤田朋己(麻生久美子)は、新しく入ったパートの仙川真帆(篠原ゆき子)と全く会話が続かず気まずい思いを募らせる。しかし有線である曲が流れた時、初めて変化が訪れた。もう一度、少しだけ日常に変化を。一人の思いをくみ取ったパート仲間によって、ちょっとした大ごとに発展してしまう友情の物語。
▽仙川真帆役・篠原ゆき子
<役柄>
東京でウェブデザインの会社に勤めていたが、父親の介護で実家に帰ってきた。現在はスーパーマーケットの中にあるフードコート”コンタちゃん”のパート。
<篠原ゆき子コメント>
「あぁ、私この話すごく好きだ。」出演が決まって台本を読み終えたとき、ストレートにそう思いました。そのあとすぐに、車の中で「冬の終り」を聴いてみたら、涙がツーツー流れてきて。それからは毎日「冬の終り」ばかり聴いていました。麻生久美子さんをはじめ、大好きな役者陣と共演できること、そして素晴らしいスタッフ陣とご一緒できること、とにかく撮影が楽しみでした。曲「冬の終り」の最後に「あの頃の私たち同じだけ楽しかった」という歌詞があるんです。この作品の全てが詰まったフレーズだなと思います。是非ご覧ください。私はユーミンの曲が、この作品の世界が、大大大好きです。
▽みつき役・伊東蒼
<役柄>
通っていた高校になじめず中退。現在はスーパーマーケットの鮮魚売り場を担当するパート。
<伊東蒼コメント>
お話をいただく以前から原作を読んでいたので、みつきを演じさせていただけて少し運命を感じて、凄く嬉しかったです。年齢や関係を超えた友情が温かく描かれていて、自分の中での友情の解釈が大きく広がり、現場でもキャスト・スタッフの皆さんが常に温かい雰囲気を作ってくださり、短い撮影でしたが、みつき達の間にあった“友情”に近いものを感じました。私がそうであったように、この作品が今まであまり聴いたことのなかった方達が、松任谷由実さんの温かくそっと寄り添ってくれる楽曲に触れる機会になってくれればいいな、と思っています。ぜひご覧ください!
▽前田役・クリスタル ケイ
<役柄>
スーパーマーケットでパートタイマーたちの信頼があつい正社員。生鮮売り場を担当。
<クリスタル ケイコメント>
出演のオファーが来た時は速攻で出ますと返事させていただきました! ユーミンさんのセレブレーションに参加できるのと、素晴らしいキャストの皆さんとご一緒できることがとても嬉しかったです。エンタテイナーとして、演技もずっとずっと興味を持っていて、もっと日本のテレビでもストーリーテラー的なことをやりたいなと思っていました。前田役は外国人でありながら、日本で育って、この小さなコミュニティーの中でアイスブレーカー的な存在なのかなと自分なりの解釈で挑戦させていただきました。キャストの皆さんのキャラクターもとてもリアルでストーリーもとても日常の中での人間同士の繋がり、思いやり、飾らないユーモアが溢れていてとても楽しかったです。皆さんに是非楽しく見ていただきたいです。
▽定岡正子役・浅田美代子
<役柄>
スーパーマーケットの鮮魚売り場を担当するパート10年目のベテラン。みつきと仲が良い。
<浅田美代子コメント>
ユーミンの歌をドラマにするという企画に面白いと思いました。私はスーパーマーケットに10年働くベテランで、若いみつきと何故か仲が良い。この話の中で私の役は楽しく遊ぶことが出来ました。箱田監督とのお仕事は初めてだし、麻生久美子さんとも初めてでしたが、あっという間に仲良くなり、楽しい元気な現場でした。
第3週「春よ、来い」総合 2024年3月18日(月)〜21日(木) よる10時45分〜11時00分(各話15分・全4回)
<あらすじ>
一族が持つ“あれ”の力を授かったカナコ(宮﨑あおい)。誰のために使ったら良いのか。亡くなった母は誰のために使ったのか。疑問の答えを求めてたどり着いた先に、同じ“あれ”の力を授かった雄大(池松壮亮)、生きることをつらく感じる中学生の多英(白鳥玉季)が見えない糸で導かれ・・・。誰かを思う気持ちが春を連れてくるあたた かな物語。
▽衣笠雄大役・池松壮亮
<役柄>
”あれ”の力を持つ住宅販売会社社員。脳梗塞を患った父親の看病のため、実家のペンションに帰ってくる。
<池松壮亮コメント>
監督の奥山さんに誘われ、とても素敵な物語に出会いました。「春よ、来い」という名曲から、こんな物語が生まれるなんて。この世界の結びつきと、人を想うこと、誰かの幸せを願うこと、そして愛の発見を導いてくれるような作品です。春を待ちながら生きる、春を望む私たちを照らす、光の粒のように優しく美しい作品になるのではないかと思います。2024年の春にこの素敵な作品を届けられることを幸せに思います。是非楽しみにしていてください。
▽上原多英役・白鳥玉季
<役柄>
3年前に両親を事故で亡くした中学1年生。叔母の谷川なりみ、祖父の谷川草平と3人で暮らしている。
<白鳥玉季コメント>
衣装合わせで奥山監督から「多英は白鳥さんが演じやすい役なのかもしれません。でも今までみたことないような部分も見せていけるといいですね」という言葉をいただきました。監督と相談をして今まで挑戦してみたかった芝居にもチャレンジをしながらとても楽しく撮影に臨んでいます。観て下さる方も心がいっぱいになる作品だと思います。楽しみにしていてください!
▽谷川なりみ役・小野花梨
<役柄>
スノードーム作家を生業とする多英の叔母。両親を事故で亡くした多英を絶えず気にかけている。
<小野花梨コメント>
幼いときから『春よ、来い』はいつも側にいて、どんなときでも温かく包みこんでくれました。そんなこの曲の持つ淡い優しさと切なさがぎゅっと詰まった脚本だと思いました。 豊かな温もりのあるこの作品の一部になれる喜びを噛み締めながら演じさせていただきます。
▽千崎倫也役・岡山天音
<役柄>
保険会社社員。カナコの務める文具メーカーにも営業に訪れるが、存在感が薄く周りから気付かれにくい。
<岡山天音コメント>
僕が演じさせていただく千崎は、宮﨑さん演じるカナコと、お互いの人生を徐々に交差させていくキャラクターです。自分だけが歩いてきた一本道と、誰かの一本道がふと交わった時に生じる面白さと美しさを、観てくださる皆様にも味わっていただきたいです。千崎というキャラクターを大切に楽しんで演じたいと思います。ドラマをご覧になる皆様の元に暖かな日がやってくる事を祈っております。
▽衣笠充流役・田中哲司
<役柄>
海辺でペンションを営む雄大の父。脳梗塞を患ったためペンションは休業している。
<田中哲司コメント>
最初に台本を読んだ時に、ごく日常なのに、ちょっと不思議で、とても温かい作品だと思いました。あー、こう言うの好きだなぁ。と。3つのストーリーがそれぞれ淡々と進行していくなかで、僕は池松君の父親役で参加しました。久しぶりの再会は月日を感じさせず自然に親子になれた気がします。そして池松君としか絡んでないくらいずっと一緒で心地よい濃い時間を過ごせました。ですので見どころは池松君との少し微妙な親子関係です。僕自身も完成が今から楽しみです。
<ユーミンストーリーズ劇伴音楽担当:青葉市子 プロフィール>
音楽家。2010年デビュー以降、これまでに7枚のオリジナルアルバムをリリース。クラシックギターと歌を携え、現在ワールドツアー中。”架空の映画のためのサウンドトラック”『アダンの風』発表以降、ストリングス編成でのコンサートも行っている。映画『こちらあみ子』では劇中音楽と主題歌を担当し、 第77回毎日映画コンクールにおいて音楽賞を受賞。ラジオDJやナレーション、CM・映画音楽制作、芸術祭でのパフォーマンス等、様々なフィールドで活動中。コンサートではたびたびユーミンの「卒業写真」をカバー演奏している。
<青葉市子コメント>
ひとりぽっちでは味わえない、幾つもの人生の物語を、こうして分けて頂けること、音楽と共に寄り添えることを幸せに思います。風景や心模様によって、こんなにも音楽は変幻自在に踊ることができるのだと日々発見しては喜んでいます。どうぞお楽しみください。