『スター・ウォーズ』の人気キャラクター、ボバ・フェットに続く新たな賞金稼ぎ“マンダロリアン”を主人公にフォースの力を秘めた子ども“ザ・チャイルド”との危険な冒険を描く『スター・ウォーズ』初の実写ドラマシリーズ『マンダロリアン』のシーズン2。

 これまで『スター・ウォーズ』ではダース・ベイダーやパルパティーン皇帝など、様々な魅力的な悪役キャラクターが誕生している。その仲間入りを果たしているのが、シーズン1のラストでダークセーバーを手にする姿が世界中に衝撃を与えたモフ・ギデオンだ。マンダロリアンやザ・チャイルドと並びシーズン2でも重要な悪役キャラクターに注目が集まっている。

 ※シーズン1最終話のネタバレを含みます。

ダース・ベイダーやパルパティーン皇帝

 『スター・ウォーズ』シリーズはルーク・スカイウォーカーやハン・ソロ、レイアだけではなく、彼らと戦いを繰り広げる悪役キャラクターの存在が物語をより魅力的にしている。

 例えば『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』で初めて登場して以来、ファンからずっと愛されているダース・ベイダー。彼は2018年の英EMPIRE誌が選ぶ映画の悪役キャラクターランキングの1位に選ばれており、今もなお映画史に名を刻むキャラクターとなっている。

 また、『帝国の逆襲』で初めて登場したパルパティーン皇帝ことダース・シディアスも不動の人気を誇る悪役キャラクターだ。長い年月をかけて銀河共和国の政治を操り、自ら皇帝を名乗って恐怖と圧政で銀河を支配した悪の化身で、「スター・ウォーズ」には欠かせない存在としてファンから愛されている。

悪役キャラクターの仲間入り

 そんな魅力的な悪役キャラクターの仲間入りを果たしているのが、帝国軍残党を指揮するモフ・ギデオンだ。

 『マンダロリアン』の舞台は『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の5年後の世界。ルーク、レイア、ハン・ソロら反乱軍の活躍により、圧倒的な恐怖で銀河を支配していた帝国は崩壊した。しかしダース・ベイダーの死後から5年経つが、いまだ銀河に平和は訪れず、帝国の残党が暗躍していた。そんな帝国軍の残党を指揮する冷静沈着で知的なリーダーがモフ・ギデオンなのだ。

 そんな彼を演じるのは大人気ドラマ『ブレイキング・バッド』とスピンオフ版『ベター・コール・ソウル』の“悪役”麻薬王ガス・フリング役で知られるベテラン俳優のジャンカルロ・エスポジート。モフ・ギデオンはいまだ多くの謎に包まれているが、ジャンカルロは「モフ・ギデオンは自らダークセーバーを抜いて自分の手を汚し、それを厭わないんだ。彼はとてもキレやすく戦いに立ち向かうタイプ。シーズン2ではそんな彼の悪役っぷりがもっと描かれていくよ」と明かしている。

 シーズン1のラストでダークセーバーを手にする姿は世界中に大きな衝撃を与え、様々な憶測が飛び交っているが、モフ・ギデオンとマンダロリアン、ザ・チャイルドたちの物語は一体どう展開していくのか? シーズン2での活躍に期待が高まるばかりだ。

マンダロリアン(C)2020 Lucasfilm Ltd.

 名前を捨て、掟に従い、その素顔を決して他人に見せず、自らの道を生き抜く孤高の賞金稼ぎ“マンダロリアン”は、まだ言葉も話せないほど幼いながらも、フォースの力を秘めた孤児“ザ・チャイルド”と出会い、銀河中から狙われる壮大な闘いに巻き込まれていく…。

 「手加減なしの『スター・ウォーズ』」(ロサンゼルス・タイムズ)と、完璧な“スター・ウォーズ”の世界観とスピリットで描かれる壮大かつエモーショナルなドラマで世界を魅了し続ける『マンダロリアン』。孤高の賞金稼ぎ“マンダロリアン”とフォースの力を秘めた孤児“ザ・チャイルド” の絆は帝国の残党が暗躍する混沌とした時代の<希望>となるのか?

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