フォース操るザ・チャイルドの秘密が明らかに、アソーカ・タノに語らせた意味

　『スター・ウォーズ』の人気キャラクター、ボバ・フェットに続く新たな賞金稼ぎ“マンダロリアン”を主人公にフォースの力を秘めた子ども“ザ・チャイルド”との危険な冒険を描く『スター・ウォーズ』初の実写ドラマシリーズ『マンダロリアン』のシーズン２がディズニー公式動画配信サービス「Disney＋」で配信中だ。

　先日打ち上げに成功した、民間の宇宙船として初めて運用段階に入った「クルードラゴン」にザ・チャイルドが同乗している事も世界中で話題となっており、まさに宇宙規模で注目を集めている。

　チャプター13（シーズン２第５話）では世界中の「スター・ウォーズ」ファンから絶大な人気を誇るアソーカ・タノが登場し、フォースの力を秘めたザ・チャイルドの秘密が明らかになった。

　本作の制作と監督を務めているデイヴ・フィローニは「（アナキン・スカイウォーカーのパダワンだった）アソーカは長い年月に渡りたくさんの経験をしてきた。ザ・チャイルドと心を通わせ、秘密を語るキャラクターはアソーカしかいないと思ったんだ」と、広がり続ける「スター・ウォーズ」の世界の中でザ・チャイルドとアソーカが出会う必然性を明かしている。

　（※以下チャプター１３（シーズン２第５話）のネタバレを含みます）

　チャプター１３（シーズン２第５話）では、フォースの力を持ちマンダロリアンと旅してきたザ・チャイルドの名前と過去が明らかになった。名前は“グローグー”で、過去にジェダイ聖堂で育ち、長年数多くのマスターに訓練を受けていた。そしてアナキン・スカイウォーカーがダークサイドに堕ちてダース・ベイダーとなり帝国が誕生した時（※『スター・ウォーズエピソード３／シスの復讐』で描かれるクローン戦争末期の頃）、ザ・チャイルドは誰かによって聖堂から連れ去られ、記憶を失っていることがアソーカの口から語られた。

　ザ・チャイルドは言葉を話せないが、アソーカとは“フォース”で心を通わせ、アソーカはザ・チャイルドの名前と過去をマンダロリアンに伝えることができたのだ。チャプター１３の監督を務めたのはアソーカが登場する３DCGTVアニメーションシリーズ『スター・ウォーズ／クローン・ウォーズ』や『スター・ウォーズ反乱者たち』を手掛けたデイヴ・フィローニ。彼はジョージ・ルーカスとともにアニメーションシリーズを制作し、言わばアソーカの生みの親とも言える人物だ。

　「スター・ウォーズ」のことを知り尽くしているデイヴだからこそ、「スター・ウォーズ」という壮大なサーガの中で、フォースの力を持つザ・チャイルドの秘密を語れるのはアソーカしかいないと、シーズン１を制作している時から構想があったそうだ。

　デイヴ・フィローニはアソーカを登場させたことについて、「ザ・チャイルドの名前がグローグーであることは、シーズン１を制作している時からジョン（・ファブロー）に聞いていたんだ。ザ・チャイルドは話せないので、物語の中でその秘密を語らせるにはどうしたらいいか考えていたのだけど、とても心優しいアソーカならザ・チャイルドと言葉を使わずにコミュニケーションを取って、彼のことを語ることができるのではないかと思ったんだ。それと同時にアソーカ自身が経験してきた背景も、視聴者の方々に伝えることができると考えたんだよ」と明かしている。

　そしてハリウッド女優のロザリオ・ドーソンが演じた実写版のアソーカに、世界中の「スター・ウォーズ」ファンからは歓喜の声が溢れ、SNS上では「実写アソーカの再現度が高すぎて最高」、「実写版のアソーカはイメージそのままで最高すぎた」、「実写のアソーカは本当に期待以上で感動したしかっこ良かった」、「アソーカちゃん好き...まかさ実写で観られる日が来るなんて」など絶賛の嵐。

　チャプター１４（シーズン２第６話）では「エピソード6／ジェダイの帰還」で命を落としたと思われていた銀河で最も恐れられる賞金稼ぎの一人ボバ・フェットが復活し、人気キャラクターの登場に世界中が湧き上がっている。果たしてボバ・フェットやアソーカは今後どのようにマンダロリアンとザ・チャイルドの物語に関わってくるのか？ジェダイマスターヨーダと同じ種族であるザ・チャイルドの出生の秘密を明かすキーパーソンとなるのか？物語の続きに期待が高まっている。

　メディアやファンから大絶賛されたシーズン１だが、シーズン２ではさらに「スター・ウォーズ」の世界観が広がっていき、一体どんな物語が待ち受けているのか？「手加減なしの『スター・ウォーズ』」（ロサンゼルス・タイムズ）と、完璧な“スター・ウォーズ”の世界観とスピリットで描かれる壮大かつエモーショナルなドラマで世界を魅了し続ける『マンダロリアン』。シーズン２はディズニープラスにて独占配信中だ。