先月25日に岩手県で発生したAKB48握手会での襲撃事件を受けて、握手会を主催するキングレコードは4日、6月末まで予定されていた握手会及び大写真会のイベントを延期することを発表した。警備体制の見直しと再発防止対策に万全を期するため。7月以降の予定は協議中であると説明している。

 今回延期となったのは、6月14日『ラブラドール・レトリバー』通常盤全国握手会イベント(横浜スタジアム)、15日・29日『次の足跡』劇場盤発売記念大写真会(パシフィコ横浜)の3公演。同社は「楽しみにされていた方々には、誠に申し訳ございません」と謝罪している。

 AKB48の活動拠点がある東京・秋葉原のAKB48劇場では、事件発生を受けて一時休館していたが、厳重警備体制のもとで6月2日に再開をした。だが握手会を主催するキングレコードは、5月26日・石川、5月30日・青森、5月31日・名古屋、6月1日・幕張の握手会を次々と延期を発表。6月に入っても開催の目途が立っていない。

 事件発生から12日。この間、芸能人や著名人の口からは「握手会のあり方を考えるべき」「ファンとの信頼のうえで成り立っている大切な場」などの意見が発せられている。ファンとの交流を図る大切な場だけに慎重な対応が求められている。

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