映画「青鬼」舞台あいさつに出席した入山杏奈。右手にはギプスも笑顔でファンの声援に応えた(撮影・編集部)

 AKB48の入山杏奈(18)が6日、東京・渋谷のヒューマントラストシネマ渋谷で行われた主演映画『青鬼』(全国公開中、小林大介監督)の舞台挨拶に登場。右手にギプスという痛々しい姿ながらもファンの声援に満面の笑顔で応えるなど、元気な様子をのぞかせた。傷害事件で怪我を負った入山はこれまで静養を続けており、公の場に現れるのは6月30日劇場公演以降2度目。会見やイベントに出席するなど本格的な活動は今回が初めてとなる。

 映画は、人気フリーゲームソフト『青鬼』の実写化。ネットに公開されている関連動画の再生数は5000万回を超え、追って制作された公式ノベルは17万部を記録している。入山は今作で映画初の主演を務め、脇を固めるのは映画『ALWAYS三丁目の夕日』等の出演で知られる俳優の須賀健太を始めとした陳内将、聖也、古畑星夏、尾関陸。

 この日、無数のフラッシュを浴びて登場した入山は、ファンからの声援に満面の笑顔で応えながら「このメンバーとこの場所に来れたことがとても嬉しく思っています」と挨拶。「年の瀬という忙しい時期に…」と“ボケ”も入れる余裕も見せつつ「これから盛り上げていきたい」と意気込みを語った。

 また司会者から、上映される映画館全館で満席であるうえニコニコ動画で配信された同映画の視聴者が7000人であったことが伝えられると「鳥肌が立ちました。凄い」と喜んだ。

 入山のこの日のファッションは、丈の短い爽やかなピンク色のワンピース。怪我を負った右手はギプスで固定されているなど痛々しさも残るが、共演者やファンからは「座長!」と盛り立てられ、終始笑顔を崩さなかった。

 ■舞台挨拶白紙も入山が志願

入山杏奈が映画の舞台挨拶に登場、元気な姿をみせる

入山杏奈、こんな姿も披露しました(撮影・編集部)

 映画関係者の話によると舞台挨拶は握手会傷害事件を受けて一時は白紙となったが、入山の「ファンに会いたい」という強い要望を受けて今回の開催となったようだ。また、前日5日にはAKB48握手会が厳重警備のもとで再開されたが、今回の舞台挨拶では警備という腕章を付けたスタッフ20人が警戒にあたるだけにとどめた。

 入山は5月25日に岩手県で発生した握手会傷害事件以降は静養を続けており、6月7日のAKB48選抜総選挙では声による出演を果たしたものの、これまで公の場には姿を見せてこなかった。それ故にファンの間では6月下旬になってもまだ入院しているのではないか、重傷だったのではないか、精神的ダメージも大きかったのではないかと心配する声があがっていた。

 このファンの心配を払しょくするかのように6月30日には東京・秋葉原のAKB48劇場で開かれたチームA『恋愛禁止条例』公演の開演前に登場し元気な姿を披露していた。今回のように会見やイベントに出席するのは今回が初めてで、本格的な復帰ともとれる。

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入山杏奈が映画舞台挨拶に登場、公の場で元気な姿
入山杏奈がイベント活動を再開、映画舞台挨拶に登場
入山杏奈が映画の舞台挨拶に登場、元気な姿をみせる

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