ビッケブランカ「今は未来を見ている」心境の変化からの“デビル化”とは
INTERVIEW

ビッケブランカ「今は未来を見ている」心境の変化からの“デビル化”とは


記者:小池直也

撮影:

掲載:20年03月06日

読了時間:約7分

練習は退屈だ

ビッケブランカ

――収録曲の最後に並ぶ「Avalanche」についても教えてください。

 メジャー1st『FEARLESS』の最後の曲が「THUNDERBOLT」、2ndの『wizard』は「Great Squall」ときて、3rdは「Avalanche」。これは自然の力を以って統一性のないアルバムを無理やり良しとする手法なんです(笑)。落雷、大嵐と来て「次のアルバムの最後はどんな現象にしようかな」と考えていて、今回は雪崩になりました。「白熊」や「まっしろ」もそうですけど、やっぱり雪が好きなんです。この曲があることで最終的にまとまった気がします。

――4月から始まる全国ツアー『Tour de Devil 2020』は中野サンプラザの最終公演が即完売となりました。SNSにアップしたリハーサルの映像は「練習は退屈だ」とコメントされていました。

 この調子で他の場所もソールドアウトにしていきたいです。内容は新作をバンドセットで披露していく形になります。練習という行為については退屈ですね。だから僕のライブのリハはめっちゃ少ないですし、予定より早く終わります。

 ミュージシャンのみなさんはプロですから、練習をしすぎると「これをやります」となってしまう面もあるんです。それだと余地がなくなるというか、本気の時の爆発力がどんどん無くなっていくような気がするんです。やっぱりライブは練習の発表会にはしたくない。そうは言っても、練習はしないといけませんけど。

――最後に2020年、何かチャレンジしたいことなどあれば教えてください。

 基本的には自由にデビルらしく、余計なことに気を遣わず邁進できたらいいなと思います。面白いと思ったことを全部気兼ねなくやれるようなメンタリティでいたいです。

――そういえば、前回のインタビューで「Bメロが最強すぎてサビがかすむ」と話していた楽曲は収録されています?

 あれはまだほったらかしですね。忘れてました(笑)。名曲はBメロが良いですから。きっと近いところまで来ているはずなので、いずれ完成させたいところです。

(おわり)

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