WAVE「会いに行けるような活動を」47都道府県ツアーで得た自信と確信
INTERVIEW

WAVE「会いに行けるような活動を」47都道府県ツアーで得た自信と確信


記者:村上順一

撮影:

掲載:20年03月06日

読了時間:約15分

 3月25日にニューシングル「今夜は月が見えません / Ties of love」をリリースする3ボーカルパフォーマンスグループのWAVEが1月26日に、東京・池袋サンシャインシティ噴水広場で『JAPAN’ S 47 PREFECTURES WAVE IN-STORE TOUR 2019 』のツアーファイナルを行った。ツアーは昨年2月15日タワーレコード京都店からスタートし、約1年間掛けて47都道府県を回った。MusicVoiceでは1年前に取材を行ったが、ツアーを完走し新たにどのような想いが生まれたのか、MASA、YASU、ライブではDJも務めるマネージャーの勝田氏に参加してもらい話しを聞いた。(※SENは欠席)【取材=村上順一】

不安もあったツアー前半戦

WAVE(撮影=Natsumi Negishi)

――ツアー完走お疲れ様でした。47都道府県、日本全国を回ってみていかがでしたか。

MASA ツアーは大成功でした。1月26日が池袋でツアーファイナルだったんですけど、それで終わりではなく、良いスタートが切れたと感じることが出来たファイナルでした。

YASU 誰も欠けることなく、最後まで回る事が出来て嬉しいです。

――スケジュールを改めて拝見させて頂いたんですけど、9月以降の追い込みがすごいですよね。

MASA 詰め込みました。ツアー以外にもイベントや定期公演もやっていたので、大変だったんですけど、後半戦は楽しく回ることが出来ました。前半戦は不安もあったんですけど。何が大変だったかというとスタッフが場所を押さえるのが大変で…。あと前半戦は僕らも初めての事だったので、どんな気持ちで臨んだら良いのかと悩みました。もちろんひと公演ひと公演全力で臨んでいるんですけど。場所によっては人が集まってくれるのかどうか、という不安がありました。これが1年続くと思うと、悪い方に考えてしまって。電車で着いてから遠いところもあったので、お客さん大丈夫かなとか。

――それは確かに不安要素ですね。

MASA なので、前半はけっこうピリピリしていたと思います。でも、ライブが始まれば聴いてくれる人が必ずいて、応援してくれる。どんな場所でも関係ないんだということを、観に来てくれた人たちの笑顔を見て実感しました。なかなか場所など詳細を発表出来なかったりもあったので、心苦しい部分もあったんですけど。

 とはいえ人のせいにも出来ないし、改めてゴールをどこに置くのかというのをみんなで話し合って。シンプルに47都道府県を回らなければ話にならないので、まずはどんな環境でも良いから回りきることを目標にして。そして、1本1本を無駄にしないように1年掛けてしっかり爪痕を残そうと思いました。

――厳しい環境とはどんなステージなんですか。

YASU 3人が乗ってギリギリのステージもありましたし、お店から離れたところになってしまったところもあったので最初は本当に不安でした。それでチラシを自ら配りに行ったりしたんですけど、これも大変でしたが、それもまた良い思い出なんです。

MASA 人は沢山いるんですけど、僕らはまだ知名度がないので、もっと観てもらいたいと思って、チラシを配って。

YASU ライブ会場のあるお店にも回って。たこ焼き焼きながらお店の人が「頑張ってな」と応援してくれたり。

――温かい空間でしたね。さて、色んなところを回りましたが、地元以外で印象的な場所はどこでしたか。

YASU 地元以外となると福岡です。ずっとキャナルシティでライブをやってみたかったんです。でも、なかなか行くことが出来なかったので、今回行けて嬉しかったです。あと、WAVEに興味があったけど、観たことがない人が沢山来てくれたんです。どの街もそうですけど、そういう方たちに会えたのが良かったです。

MASA その手応えもあって、今度のツアーは九州から始めようということになったんです。

――リサーチも出来たんですね。MASAさんの印象的だった場所は?

MASA 僕は鳥取です。他とは違った雰囲気がありました。僕らがまだ行ったことがない場所だったんですけど、盛り上がりがすごくて。おそらくですけど、会場のイオンにいたお客さん、全員がステージに集まってたんじゃないかと思えるぐらいで(笑)。もう、お祭りですよ。気持ちが一つになったのを感じましたから。

 あと、高知も印象的で、ライブが終わった後に、そこにいた皆さんが箱いっぱいのお菓子をくれまして。それで盛り上がり過ぎて、危なく飛行機に間に合わなくなりそうでした。でも、奇跡的に飛行機が遅れてて、間に合ったんですけど。皆さんから「もう東京に戻るのか」とすごく温かい言葉を掛けていただいて、僕らが見えなくなるまで手を振ってくれていました。

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