次に向かうためのストーリーが出来た
――さて、MusicVoiceでは恒例になりつつあるんですけど、YASUさんの失敗談はありますか。
YASU 何ですか、それ(笑)。
MASA あるとしたら食事ですよね。やっぱりツアーの醍醐味でもあって、その土地土地で食べるので。
――食事で失敗とかあるんですか。
MASA 失敗というよりも事故なんですけど、YASUはとにかく食レポが下手で、タブーである他のものに例えてしまうんです。これ、何々っぽいよねみたいな。
DJ 勝田 YASUは食を食で例えるんですよ。僕を含めて5人で食事に行くんですけど、YASU以外はみんな本当に美味しそうに食べてくれるんです。リアクションが大きすぎて店員さんが呆れるくらいで(笑)。でも、YASUは黙々と食べて、ボソッと「おいしい」と呟く感じで。それでMASAが毎回YASUに「本当に美味しいと思ってる?」と聞くのがルーティンで。
YASU いやいや、言葉が出ないくらい美味しかったんですよ。
――ちなみにYASUさんの中で一番美味しかったのは?
YASU 徳島で食べたラーメンです。行った土地土地でラーメンを食べていたんですけど、全部味が違うんですよ!
MASA そりゃそうだろ(笑)。醤油、塩、とんこつと色いろ味があるんだからさ。ラーメン屋さんを敵に回すぞ!
YASU そうなんだけど、今まで食べたラーメンとは全然違う感じで、例えられないんです。ちょっと甘しょっぱい感じで…。
DJ 勝田 そんなに甘くなかったよ。愛媛のほうがどちらかといえば甘めで。
一同 (笑)。
――楽しく回れていたことがすごく伝わってきました。さて、1月26日の池袋サンシャインシティ噴水広場でのステージはどんな心境で臨みましたか。
MASA 僕は前日まで体調を崩してしまっていて、その不安があるなかでの当日でした。
YASU 僕はセミファイナルの神奈川までは不安がありました。それはファイナルにどのくらいの人が集まってくれるのだろうか、というところです。でも、蓋を開けてみたら沢山の人が駆けつけてくれて。地方から来てくれた方もいれば、昔から僕らのことを知っていてくれて、久しぶり会えた方もいました。その時にこのツアーを陰ながら応援していてくれたんだなというのを感じました。
MASA このツアーに参加してくれた人にはより感情が芽生えていて、それをファイナルのステージで放出したような感覚がありました。ホールワンマンも一昨年やりましたけど、その時とはまた別の感情がありました。終わって「ありがとう」と言うよりも、次に向かうためのストーリーが出来たと思いました。このツアーがWAVEのプロローグになったなと。それも意図的に作ったのではなく、気づいたらそうなっていたんです。これが一箇所でも欠けていたら、こういう感覚にはならなかったし、次に進もうという気持ちにはならなかったと思います。
――達成出来たからこその感覚があって。
MASA すごくチーム一丸となって、物語を作れたので、次ももっと良いストーリーが作れると思います。
――最後は皆さんでハグして、讃えたりされたのでは。
MASA 昔はワンマンが成功したあとはそういうのもあったんですけど、ここ最近はそういう感じにはならなかったんです。でも、噴水広場でのステージが終わって、一息ついて帰る時にしました。周りからしたら「何してんだ」と僕らだけすごく浮いてたと思います(笑)。
――周りの方は経緯を知らないですからね。今回のツアーは映像として撮っていたりしますか。
MASA 要所要所では撮っていたんですけど、どうなんでしょうね? おそらくこれからのツアーはしっかり撮りたいという話もしているので、そっちに期待してもらえたら嬉しいです。でも47都道府県は、自画自賛になりますけど、僕はけっこう良いことを言ってたんですよ。
――それ聞きたいです(笑)。YASUさん、MASAさんが話していた名言で覚えているのありますか。
YASU う〜ん…。名言と言われても覚えてないですね。
MASA おい! けっこう言っていたつもりだぞ!! 嘘でもいいから何か言ってくれ(笑)。