まちゃあき×川上千尋が語る不思議体験、舞台の鍵握る「ちっひーのゾーン」
INTERVIEW

まちゃあき×川上千尋が語る不思議体験、舞台の鍵握る「ちっひーのゾーン」


記者:木村武雄

撮影:

掲載:20年02月12日

読了時間:約11分

 劇団エグスプロージョンによる舞台『ANSWER』が2月27日の大阪・ABCホールで幕を開ける。原案・演出はエグスプロージョンのまちゃあき。ヒロインの女子高生役に今年10周年を迎えるNMB48から川上千尋を招く。前回『KAKERU』ではセリフはなく、音楽や動作、表情で物語を表現して話題になった。今回はセリフはあるものの言語以外での表現も織り込むなど見どころは満載だ。稽古も始まり公演に向けての準備が本格化してきた、まちゃあきと川上千尋にインタビューを行った。【取材・撮影=木村武雄】

INDEX
〇素敵な舞台だった――まちゃあき、心して稽古場に――川上千尋
〇不思議な体験、ちっひーにゾーン到来か
〇今年はもっと動き出す――エグスプロージョン
〇NMB48、10周年へ幸先の良いスタート――川上千尋

素敵な舞台だった――まちゃあき、心して稽古場に――川上千尋

――前回『KAKERU』の反響は。

まちゃあき お客さんもボロ泣きするくらい良い評価を頂いてやって良かったなと思いました。自分が伝えたいことが伝わった、という安堵感もありましたし、素敵な舞台になったと思います。

――セリフが一切ないというなかで感動させられるのはすごいですね。

まちゃあき セリフがない分、その言葉や思いを一人一人が想像するものだと思いますが、それがうまく表現できた気がしました。

――今回はどのような感じですか。

まちゃあき セリフはあります(笑)ただノンバーバル(※非言語)な部分もあって、それらをミックスした舞台です。ヒカリという女の子が主人公で、ヒカリは不思議な世界に行くのですが、そこに着いた途端に全ての記憶を失ってしまう。その世界で出会う人達はヒカリが知っている人ですが記憶を無くしているので思い出せない。でも会話をして過ごしていくうちに、少しずつ思い出していき、そのことで自分がどういう存在なのかが分かってくるという内容です。

――川上さんはヒカリを演じますが、役作りはいかがですか。

川上千尋 普段から感情が表には出ないタイプなので、ヒカリを演じるにあたって、感情を爆発させることを課題にしています。少し明るく話してみたり、口を大きく開けてみたり。でも、まちゃあきさんが丁寧に教えてくれるので、キャラが明確に見えてきています!

――川上さん、舞台は2度目?

川上千尋 昨年11月にAKB48グループでやった『仁義なき戦い』(博多座、仁義なき戦い~彼女(おんな)たちの死闘篇~)以来です。ですので、緊張します。『仁義なき戦い』は出演者が48グループだけだったので身内感があったんですけど、今回は初めてお会いする人もいらっしゃいますし、環境が全然違うので、心して稽古場に行っています。

――「心して」なんですね。稽古場の雰囲気は。

まちゃあき 楽しいですよ。現場は笑いも絶えず、うちには、ケンという偉大なボスがいるので、空気を作ってくれて。去年のメンバーもいながら、新しいメンバーがうまくミックスされたので、楽しくやっています。

――吉本坂46のREDのメンバーもいて結束力は高そうですね。そのなかに飛び込むのは不安もありますよね。

川上千尋 毎日緊張します(笑)。でも、稽古場に行ったら、出来ない事も丁寧に教えて下さるので、居やすい環境です。

――そういえば川上さんは昔、フィギュアスケートをされていたんですよね。

川上千尋 そうなんですよ。

まちゃあき え! 知らなかった!

――体幹とかはあるので、その辺も期待されますね。ところで、まちゃあきさんは川上さんへの印象はどうでしたか。

まちゃあき 出会いは、「四字熟語ガールズ」(NMB48 team M)という曲の振付をした時で、チャーミングな子だなと。MVの撮影をするときも、他の子達が一生懸命取り組んでいる時に、一人だけ飄々としていたところが印象的でした(笑)。今回の舞台の稽古が始まってからずっと緊張しているなという感じもありましたけど、時間が解決してくれると思っています。ちっひー(川上千尋)は謙遜して言わないと思うけど、稽古では居残って更衣室でじっと台本を読んだり、復習もしていて、頑張っています。

――逆にまちゃあきさんの印象は。

川上千尋 面白い方です。「四字熟語ガールズ」の時に、体が思う方向に動かないことがあって、それを面白おかしく注意してくれたという印象です。

まちゃあき どういうこと?(笑)

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