NMB48が「NAMBA-1決定戦Model Collection 2022 〜マジコレ〜」開催(C)NMB48

 NMB48が23日、大阪・NMB48劇場で「NAMBA-1決定戦Model Collection 2022 〜マジコレ〜」(昼の部・夜の部)を開催。昼の部では鵜野みずき、夜の部では芳野心咲が1位に輝いた。

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 本イベントは、NMB48のメンバーがアイドル以外の分野でも活動の幅を広げるべく、「ものまね」「モデル」「アクトレス」の3つのジャンルで競い合い、ナンバーワンを決める月一開催の新企画。

 第2回のジャンルは「モデル」。前回の「ものまね」同様、メンバーはオーディションを受け、通過した者だけが今回のステージに上がることができる。総合演出を「Kansai Collection」や「Vogue Fashion’s Night Out」など、ドーム級のイベントからアパレルのショーまで幅広く手掛ける藤田宏樹氏が担当し、衣装は“RBTXCO(アールビーティ)”や“HANDRED COLOR”、“Fumiku”など、ファッション業界で勢いのあるブランドが協力。

 出演メンバーはウォーキングレッスンなど、モデルの基礎を学び、本気で“モデル”に挑戦した。「1st Fashion Stage」のテーマは“クール&モード”。“HANDRED COLOR”の衣装に身を包み、新澤菜央、上西怜、芳野心咲、川上千尋、小嶋花梨、平山真衣、塩月希依音、桜田彩叶、前田令子、黒田楓和の10人がステージをウォーキング。“HANDRED COLOR”は、イタリアからのオファーもあるワイズ出身のデザイナーが展開するブランド。

 続いて、田中雪乃を先頭に、松本海日菜、佐月愛果、松野美桜、岡本怜奈、貞野遥香、原かれん、眞鍋杏樹、山本望叶、鵜野みずきが“Fumiku”の衣装を着てステージに登場。“Fumiku”はパルコ新人大賞を受賞し、ニューヨークのアースからオファーを受けるデザイナー林史佳による注目のブランド。2つのブランドの衣装を着たメンバーたちは、メイクも髪型もいつもとは全く違うスタイルで、笑顔も封印。今まで見せてこなかった新たな一面が見られるステージとなった。

 「1st Fashion Stage」が終了したところで、MCを務めるお笑いコンビ「爛々」の大国麗と萌々(もも)の二人が登場。今回のイベントの趣旨を説明した後、ゲスト審査員の田中タキ氏(イザ 代表取締役社長)、ゲストモデルの大森みち氏を順番に紹介。田中氏は「ショーモデルは背が高く、お洋服を見せるのがポイントですが、NMB48のみなさんはアイドルなので、“自分を表現する”ことと“お洋服を素敵に着こなせる”バランス、それと伸び代が大事」と審査基準を伝えた。

 現役モデルであり、ウォーキング講師でもあるモデル・大森氏は「モデルにとって大事なことは、引き出しを何個持てるか。かっこいい、かわいい、セクシー、ラブリーなど、どれだけ引き出しを持てるかが大事。それと、“背が低いから”とか、否定的になってはダメです。それを生かして自信をもって発信していってください。何にでも返信できるのがモデルさんなので」と出演するメンバーにエールを送った。

 李始燕、石田優美、瓶野神音、隅野和奏、出口結菜、和田海佑、坂下真心、龍本弥生による「1st Special Mini Live」で「らしくない」「ワロタピーポー」を披露した後、「2nd Fashion Stage」へ。メンバーたちが着用するブランドは“RBTXCO”で、テーマは“キュート&ポップ”。“RBTXVO”はファッションに「モノガタリ」を取り入れることで、もっと楽しく、もっとワクワクするスタイルを提案しているブランド。ここでは、川上と上西、岡本と塩月、新澤と貞野、佐月と芳野、松本と田中、桜田と平山、山本と前田、原と松野、鵜野と黒田、眞鍋と小嶋という組み合わせで、先ほどとは打って変わって、笑顔を見せたり、抱き合ったり、キュートなポーズを決めたりして、モデルの中にアイドル的要素も取り入れて、個性と洋服の魅力をアピール。

 「2nd Special Mini Live」では「だってだってだって」「僕らのユリイカ」の2曲で盛り上げ、最後のファッションショーへ繋げた。ここでは16のブランドの洋服を組み合わせ、「JAPAN」をテーマに展開。着物をはじめ、和柄や日本の伝統をモダンにアレンジした衣装で、和傘などの小道具も用いて、おしとやかにステージ上をウォーキング。

 今回も、ゲスト審査員と観客が“良かった”と思うメンバーに票を入れ、その得票数が順位として発表。金子剛・劇場支配人が審査結果を持って現れ、それを受け取った爛々の二人から上位3人が発表された。昼の部で1位に輝いたのは、鵜野。

 「ありがとうございます。まさか呼ばれるとは思ってなかったので...」と思わず溢れた涙をぬぐいながら、「ずっとモデルを目指してきたので1位に慣れて嬉しいです。プロのモデルの先生方に所作を1から10まで教えていただいて、その日の夜ご飯は(優雅に手を動かしながら)こう食べました。嬉しいですね」と喜びを噛み締めた。それを見た小嶋は「みーきさん(鵜野)が嬉しそうで何よりです!」と笑顔で祝福。2位は黒田。ピョンピョン跳ねながら「ありがとうございます!」とお礼を伝え、「見るのと実際にやってみるのとでは全然違っていて、1回で全てのことに全集中しないといけないじゃないですか。それにすごく苦戦しましたけど、2位になれて嬉しいです」と喜びを爆発させた。

 3位の芳野は信じられないという表情で「選ばれると思ってなかったので嬉しいです。ありがとうございます!」と喜んだ。最後は川上が「こうして本当に素敵なステージを用意していただいたこと、ありがタイガースです!」と、大好きな阪神タイガースを絡めつつ、出演メンバーを代表して感謝の気持ちを伝えた。

 夜の部も同じテーマでおこなわれたが、昼の部で経験したことを生かして、より堂々としたウォーキングを見せたり、表情のバリエーションも増え、衣装と自身のアピールなど、トータルでレベル/クオリティーが上がったステージを見せました。そんな夜の部で1位になったのは芳野。昼の部の3位から順位を上げ、ナンバーワンに輝いた。「Thank you! I’m so surprise!〜」と得意の英語で嬉しさを表現。MCの爛々・ももに「日本語でもいいですか?」と言われ、「1位になれるとは思ってなくて嬉しいです!」と改めて日本語でも喜びを伝えた。

 ゲスト審査員の田中氏も「存在感がとてもある方で、お洋服を着こなすセンスが元々あったのを感じました。すごく素敵で素晴らしかったと思います」と絶賛。2位は、黒田。名前を呼ばれた時、「私?」と自分を指で差し、「ありがとうございます!」と飛び跳ねた。「嬉しいです、本当に! ビックリしました。まさか2回目も選んでいただけるとは思ってなかったので嬉しいです」と昼と夜で2位になり、満面の笑顔を見せた。3位は鵜野。「お昼でも選んでいただき、そして夜でもランクインさせていただけて嬉しいです」と感謝。上位3名に入ったメンバーには後日、ご褒美が贈られる予定。次回はジャンル「アクトレス」を開催予定。

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