松井珠理奈(C)2020 Zest,Inc.

 SKE48松井珠理奈(22)が7日、SKE48劇場で開催されたSKE48 Team S『重ねた足跡』公演でグループからの卒業を発表した。松井は、秋葉原を拠点に活動するAKB48の全国進出第一弾として2008年7月に名古屋・栄に誕生したSKE48に1期生として加入したメンバーの最後の1人となる。

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 公演の終盤、Team Sメンバーに呼び込まれ、松井はステージに登壇。10月に発売された1stソロアルバムから「あの日交わした約束」の歌唱を終えると、「今日の(Team S)公演を見ていて、そして最近のメンバーを見ていて、成長したなと思うし、センターを任せられる存在がどんどん増えていて嬉しいです」としみじみと話すと「なので私、松井珠理奈はSKE48を卒業します」と切り出した。その瞬間、劇場は静まり返りため息が漏れた。

 「そんなシーンってならないでよー」と気丈に振舞うと、「同期が先に卒業していって、自分はいつ卒業しようかと考えていたんですけど、SKE48をもっと上に引っ張りたいとか、いろんなメンバー、後輩たちの成長を見届けたいなって思ってたので、自分はここまでやってこれたというのがあります」と卒業がこのタイミングになった理由を明かした。その後、松井は劇場でファンを見送った。

 松井はSKE48発足時からのメンバーでグループを牽引してきた。地元・愛知開催の『第10回AKB48世界選抜総選挙』では悲願の女王に輝くも、その後、体調不良などが続き休養。2018年10月にはステージ復帰し、「あのままいき続けたらどこかでパンクしたかもしれない」と吐露。それでもファンからの声援に助けられ前向きになれたとし「休んでいても、SKEから離れられなかったから、これが答えだなと思っています」と明かしていた。

 今年1月にTOKYO DOME CITY HALLで開催された『SKE48 選抜メンバーコンサート ~私たちってソーユートコあるよね?~』ではソロコーナーのトリに登場。赤いドレスを着ての妖艶なパフォーマンスを披露して、大歓声を浴びていた。

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