Hilcrhyme・TOC、生誕イベント開催 サプライズ発表も
「TOC生誕祭2019」
HilcrhymeのTOCが、自身の誕生日当日となる10月4日(天使の日)、渋谷・TSUTAYA O-EASTで「TOC生誕祭2019」を開催した。
昨年より始まったこのイベントは、ソロ名義のTOC(ティーオーシー)とHilcrhymeの二組のライヴを一晩で堪能できる唯一の企画ということもあり、昨年の恵比寿リキッドルームから、更に大きなO-EASTに今回は場所を移したが、チケットは即完売。当日も開場前から多くのファンがO-EASTに集い、その期待度の高さを伺わせる。
ライヴはHilcrhymeサイドからスタート。ファンの持つオレンジのサイリウムに照らされたHilcrhymeは、黒のコートとパンツに赤のインナーを合わせたスタイルで登場し、マイクスタンドを立てての“朱ノ鷺”、そして“次ナル丘へ”と矢継ぎ早に披露。
この日はHilcrhymeライヴは、全体がシングルのC/W、B面のみで構成され、ライトなリスナーから、コアなHilcrhymeファンまでも満足させる内容。HilcrhymeもMCで「B面の曲は尖ってたり、ラップのスキルを見せる曲が多いから、Hilcrhymeの表も裏も感じて欲しい」とオーディエンスに呼びかける。
そして“友よ”や“アフターストリー”などのライヴの定番曲から、“Technical”や“♪メリーゴーラン♪”などライヴでは珍しい曲などバランス良くパフォーム。全11曲を披露し、「この続きは『SUN&MOONツアー』で」とコメントを残しステージを後にした。
イベントの後半となるTOCサイドは、“武器と勇気”でスタート。服装も白とオレンジを基調にしたスポーティなスタイルに変わり、アグレッシブなステージングを展開。“明日が希望に変わる feat. TOC”では、TOCの主宰するレーベル「Dress Records」に所属する弘Jr.が登場し、ライヴに彩りを加える。
そしてオーディエンスから2人の男性を選び、サイドMCに据えての“Bird”に加え、続く“HATE”では「この曲ではステージにオーディエンスの女性を上げる。これが俺の『癖』なんだ!」と宣言し、年の数(38)だけ女性ファンをステージに上げ、38人のファンと共にステージ上でモテ男ぶりをアピール。更にその中から一人の女性を残し、共にソファーに座りながら“2FACE”を披露し、色気のあるステージングで魅せた。
「ラスト2曲でみんなの体力を100%奪うから」という言葉から、“DISOBEY”、“リスキーダイス”とTOCの中でも屈指のパワフルな曲を立て続けに披露し、会場の熱気を最高潮に高めたまま、ライヴは幕を閉じた。
ライヴ・パフォーマンスの終了後には、TOCとHilcrhymeに関するニュースがTOC自身の口から発表。その内容は、TOCは2020年1月に2年ぶりのアルバルをリリースし、そのアルバム・ツアーを全国5箇所で開催。Hilcrhymeは7月14日に東京・豊洲PITで開催した『Hilcrhyme LIVE 2019“MILESTONE 10th”』DAY2で行われたアコースティック・ライヴの模様を収録したBR/DVD/CDの3形態で12月18日作品としてリリースするというもので、会場からは期待を込めた大きな歓声が上がった。
また最後には、TOCのバックDJであるDJ AGETETSUが、TOCの愛車を象ったデコレーションの乗ったバースデーケーキをTOCに手渡し、会場からは大きな拍手と「おめでとう!」という歓声が起こり、その声を背に受けながら、TOCはステージを後にした。
しかし、鳴り止まないアンコールの声に応え、再びステージに登場したTOCはセットリスト外の“リスキーダイス”を披露。再び会場の強い熱気に包み、これからの始まるHilcrhymeツアー、そしてTOCのソロ・アルバムとツアーへの期待感を高め、イべントは幕を閉じた。