ダイアモンド☆ユカイが27日、都内でおこなわれた映画『トイ・ストーリー4』の来日スペシャルイベントで「君はともだち」を生披露した。この曲について「歌っているのは、唐沢寿明さんじゃありませんよ(笑)」と自身が23年歌い続けていることを強調。さらに「子どもを授かってわかったこととか、歌えば歌うほど発見がる。人生の一部です」としみじみ語った。

 『トイ・ストーリー4』では、これまでとはちがう持ち主のもとで、おもちゃたちの新たなストーリーが描かれる。第1作が日本で公開されてから、今年で23年。9年ぶりとなる新作を心待ちにしていたファンは多く、アメリカではすでに公開3日間で126億円の興行収入を記録している。この日は本国から監督のジョシュ・クーリー氏と、プロデューサーのマーク・ニールセン氏もかけつけていた。

ダイアモンド☆ユカイ、唐沢寿明、所ジョージ、竜星涼ら

 映画の予告映像が流れてイベントがスタート。まずはジョシュ監督が「制作には5年間にわたる長い年月がかかりました。素晴らしいキャスト、クルー、キャラクターと仕事ができて光栄に思います」、マークPが「バズとウッディはピクサー社にとって大事なキャラクター。この2人の友情を描きながら、シリーズの最後を届けられることにワクワクしています」とあいさつした。

 続いて、記者からの質疑応答がおこなわれた。ジョシュ監督は、9年ぶりの新作を担当することについて「私自身にとっても大事な作品。よいものにしなければいけない、と自分にプレッシャーをかけた」と明かした。またマークPが「250名以上のクルーのなかには、4歳のときに見た1作目がきっかけでアニメーターを志した人もいます」と作品の歴史を感じさせる発言を聞かせるなど、作品についての質問が飛び交った。

 中盤にはダイアモンド☆ユカイが登場し、映画の代表曲「君はともだち」をブルージーに披露。歌い終えてからは「この曲を23年前から歌ってます。唐沢寿明さんじゃありませんよ(笑)」とジョークをはさんでから「子どもを授かってわかったこととか、歌えば歌うほど発見があります。人生の一部です」としみじみ語った。マークPは「この歌は映画にとって最も重要な歌です。声を聴いて歌と心がつながっていると感じました」とコメント。

 さらにウッディ役の唐沢、バズ役の所ジョージ、新キャラクター・フォーキー役の竜星涼も登壇した。唐沢は「君はともだち」を歌っているとよく勘違いされることに困惑する様子をみせてから、今作について「今までとは違う展開で、スケール感がすごい」とした。そして所が「何年とやってるので、バズの映像が出ると自分だと思ってしまう。悲しい目にあってほしくない」、竜星が「生まれた時から作品があって、それと一緒に成長してきました。まさか新作の一員になれるとは。ここにいることが僕にとって感動的なできごと」とそれぞれ述べた。

 話題がそれぞれが考える『トイ・ストーリー』の魅力に移ると、唐沢が「サザンオールスターズ状態というか。3世代で愛されて、古さを感じない」と語った。それに対し、所は「どの場面も絵になっている」と細かい作り込みを評価。さらにユカイが「4は大人が勇気づけられるところがたまらないですね」と新作を推した。このやり取りを見ていたジョシュ監督は「愛を感じる」と彼らをリスペクトし、マークPも「はじめて会ったのに家族の一員のようです」と作品を介した縁に感慨深げな表情。

 その後は登壇者でフォーキーをデコレーションする企画も。イベント最後はジョシュ監督が「この映画をたくさんの愛をこめて作りました。ウッディとバズがお互いを助け合うように、ご家族やご友人と楽しんでいただけると思います」とメッセージした。【取材・撮影=小池直也】

竜星涼

所ジョージ

唐沢寿明

ダイアモンド☆ユカイ

ダイアモンド☆ユカイ、唐沢寿明、所ジョージ、竜星涼ら

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