片岡愛之助ときゃりーぱみゅぱみゅが26日、都内でおこなわれた、『南座新開場記念 京都ミライマツリ2019 supported by Suntory』製作発表会見に出席。きゃりーは、愛之助から歌舞伎の直接指導を受けた。

 京都・南座新開場を記念して今年5月、同所で、伝統と革新をテーマに新時代のお祭り『京都ミライマツリ2019』が開催される。前半は音楽フェス「音マツリ」、後半は「昼マツリ」「夜マツリ」が催される。

 『音マツリ』は、平成最後の日でもある4月31日にきゃりーが第一部と第二部に出演。第一部では歌舞伎とコラボした演出になるという。新年号初日である5月1日はBiSHが出演する。そのほか、神田松之丞(5月3日)、m-flo & CAPSULE(5月3日)、DAISHI DANCE × →Pia-no-jaC←(5月4日)が名を連ねる。

 後半となる5月12日~25日、新機構のフルフラット化した客席を活用した「昼マツリ」「夜マツリ」がおこなわれる。夜マツリは24日まで。「昼マツリ」では歌舞伎の舞台装置である本水の滝とプロジェクトマッピングが披露される。「夜マツリ」ではDJなど和のラウンジパーティーと化す。片岡は「昼マツリ」に登場する。

 この日登壇した、松竹の迫本淳一社長は「原宿カルチャーを注目して、ファッションや音楽を日本国中に発信しているアソビシステムさんや、世界で活躍されているネイキッドさんに声をかけて一緒に作ろうと。南座は日本最古の歴史を持つ劇場と言われている。日本最古の歴史を持つ劇場で最先端のエンターテインメント、最先端のテクノロジーを提供するのが今回のコンセプト。たくさんの方に来てほしい。これを継続的に。桜の季節の都踊りに続く、京都の風物詩になるように頑張っていきたい」と語った。

 この日、和洋折衷のこの日限定の衣装で登場したきゃりー。大正時代の着物をアンティークっぽくコート風にしたアレンジ。なかはシャツとパンツというオシャレな着物に愛之助から早速「かぶいているね~!」と称えられた。そんなきゃりー。南座でのライブは初。先日、京都旅行に出かけた際に、南座とは知らずに同所でライブをやりたいとマネージャーに伝えたいい「そうしたら『ここでやるよ』と返ってきてテンションが上がりました!」と笑顔。

 「平成」という元号が最後となる4月30日に公演がおこなわれることに「平成5生まれで。平成を生きてきた1人として南座でできるのは感慨深い。みんなで伝説を作りたいと思っています」と力強く語った。

 その第一部では歌舞伎を取り入れた演出もある。きゃりーは先日、歌舞伎を初めて見たとして「めちゃくちゃ面白かったです。とても華やかですし、ゴージャスで見入っちゃいました。お話も面白いし。個人的にはファッショにゃメイクに興味があって、時間がないなかで展開していくのに引き込まれました」。これに愛之助は「やっぱりアーティストですね」とその着眼点に感心していた。

 歌舞伎では新しいことにも挑戦してきた愛之助。きゃりーは自身の演出で「普通の振付もいいけど、歌舞伎っぽいダンスとか、ポーズとかを決めたい」と愛之助にアドバイスを求めると、「見得」を伝授された。飲みこみの早いきゃりーに「マスターがはやい!」とびっくり。きゃりーも「この時間は幸せだった。ライブでも決めポーズでやりたい」と語り、さらに「愛之助さんにプロデュースしてもらいたい」と目を輝かせていた。

この記事の写真

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)