音楽はサプリメント――、寛一郎×山下リオ 一歩踏み出す勇気を作品から…
INTERVIEW

音楽はサプリメント――、寛一郎×山下リオ 一歩踏み出す勇気を作品から…


記者:桂 伸也

撮影:

掲載:19年03月03日

読了時間:約15分

音楽は“サプリメント”。気持ちを左右してくれる要素が大きい

――お二人は、普段音楽はよく聴かれていますか?

寛一郎 僕は常に、といっていいくらい聴いています。

山下リオ 私もよく聴きます。私はミュージカルとか音楽劇もやらせていただいてるので、結構歌うこともあり、かつ、聴くことも多いです。

――では、聴くのもやっぱり舞台の関連のものが主に?

山下リオ そうですね。ただ姉も舞台役者で、ミュージカルは姉の影響で昔から聴いていました、

――舞台以外というところで、趣味的なものでは?

山下リオ それ以外だと、ロックが好きです。

――今日の素敵なヘアスタイルからもうかがえますね(笑)

山下リオ いや、売れないロッカーみたいですよね(笑)

寛一郎 いやいや、売れる人もいると思うよ(笑)

――私も素敵だと思いますよ。最近の曲ですか?

山下リオ そうですね。でも、王道過ぎるところですけど…それこそBUMP OF CHICKENとか、RADWIMPSとか。なんかそういうJ-ROCKが好き。昔はクラッシックを聴いていましたけど。

寛一郎

寛一郎

――そうでしたか。クラッシックとロックって、深いところではわりと接点があるような部分もありますよね。寛一郎さんはいかがでしょう?

寛一郎 いや、マネされたかと思ったんですけど(笑)、僕もロックが大好きなんですよね。

――今日のファッションは、何か見るからに、という感じですよね(笑)

寛一郎 そうですか? 僕は売れそうですかね?(笑)

――ちょっとドキッとするという感じですよね。これでステージに立ったら素敵です!(笑)

寛一郎 (笑)。でも、小さなころからロックを聴いていて。家にあったCDが、ヘヴィメタルのロックしかなくて(笑)

――それはご家族の影響ということで?

寛一郎 そう、完全にそうなんですよ。そんな音楽を聴いて育ったので、なんか好きになっちゃいましたね。ロック、縦揺れのものを(笑)。今でも聴いています。それこそJ-POPも聴きますし、ユニークな洋楽なんかも聴きますけど、やっぱり根底にあるのはロックです。

――ロックの中でも大分幅が広い感じですね。それに山下さんは、ロック以外の分野にもかなり幅が広い感じで。

寛一郎 そうですね、売れないロックだから、しょうがないですね(笑)

山下リオ うっさいなー!(笑)

――すごく仲がいいですね(笑)。ではおたずねしたいのですが、お二人にとって音楽とは、どのようなものなのでしょうか? 例えば、音楽というものにどんなものを求めているか、とか。

山下リオ サプリメント的なものかと思います。薬みたいな即効性はないけど、音楽で気分が左右されることも多いし。映画もやっぱり音楽によって全然雰囲気というか、変わりますしね。

――かなり大きな要素ですよね。

山下リオ やっぱり感情と音って、すごく直結しているというか。例えばミュージカルでも、そういうものはあると思うし。

――確かに。ミュージカルはそういう面がありますね。

寛一郎 サプリメントって、オシャレな言い方だよね(笑)。でも、僕もそんなふうに思います。やっぱり人の気持ちを動かせるものだと思う。それによって影響をされることだったり、感化されることもあると思うし。だから僕は本当に気持ちを上げたい時は、やっぱり音楽を聴きますし、なんかテンションが低い時にも音楽を聴きます。僕の中では、本当に日常と化しています。

――ある意味、スイッチみたいなものでもあるのでしょうか?

寛一郎 確かにスイッチといえばスイッチ。でも聴くことが、僕はわりと当たり前になっています。

山下リオ うん、現場でもずっと聴いていたし。なんか印象的でしたね、ずっとイヤホンをして。

――では、それは大分自分の気持ちを左右している感じで?

寛一郎 そうですね。それとわりと頭が働きやすくなる感じは、あります。

――なるほど。ちなみに、お二人の“元気を一発もらいたい! という時にはこれ!”みたいな曲はありますか?

山下リオ 映画『RENT』の「Seasons Of Love」ですね。多分、聴いている人も結構いる、聴いたら分かる人も結構いると思うんですけど、結構長く聴いています。気に入ったら、一曲をずっとリピートしちゃうタイプなので。

――舞台作品で来ましたか。寛一郎さんはどうでしょう? やっぱり結構ヘヴィメタルのほうで?

寛一郎 いや、どちらかというとそれがわりと日常で、気持ちを上げたい時とかは邦楽を聴いたりしていますね。

――邦楽ですか?

寛一郎 本来は曲って、メロディで選ぶんですけど…なんか詞が分かったほうがいいかな、と思って。ミーハーかもしれないけど、、MOROHAさんとかを聴くことがあります。どちらかというとそんな曲は、僕は聴くと共感する部分って少ないと思うんですけど…。

――でも逆に、共感する部分が少ないからこそ“何を語っているんだろう?”と余計にそこに注意が向くというところもあるかもしれません。

寛一郎 そういうところはありますね。僕は、熱い曲が好きです。

山下リオ

山下リオ

(おわり)

【寛一郎】スタリスト:越中 春貴(Rim)
【山下リオ】スタリスト:道端亜未
ヘア&メイク:松田容子

衣装協力:
ジャケット¥125,280円、ニット¥42,120、パンツ¥108,000/ヨウジヤマモト
その他/スタイリスト私物

※問い合わせ
ヨウジヤマモトプレスルーム TEL:03-5463-1500

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山下リオ
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