駐・テレ朝EX
ジェシー・ハリス、ノラ・ジョーンズに提供 運命を変えた名曲誕生秘話
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ジェシー・ハリス
最新作『Aquarelle(アクアレル)』
――最新作『Aquarelle(アクアレル)』のコンセプトは?
もともとコンセプトを立てて曲を書くってことはやらないんだ。ただ書くだけ。ただし、アルバムを作るときは、ある一定の期間に曲作りをするから、その期間特有のヴァイブやフィーリングみたいなものが出たりする。でも、歌詞を書くときにコンセプチュアルに物語を作ったりはしない。僕のアルバムは、たいてい曲を集めただけだ。唯一、コンセプトがあるとすればそれは音楽的なものだね。
今回の音楽的なコンセプトは、リスボンでレコーディングを行うこと。そして、ブラジルのすばらしいベーシスト、リカルド・ディアス・ゴメスを、僕のいつものバンド、つまり僕とジェレミー・ガスティン、ウィル・グレーフェに迎え入れることだった。
――ポルトガルのリスボンでレコーディングすることが、元々のプランだったと?
そう、それがすべての原動力だった。新しいアルバムを作るつもりはまったくなかった。前作『ミュージック・フォー・カメレオンズ』をリリースしたばかりだったからね。しばらく制作はいいやと思っていた。そもそも僕はアルバムをたくさん作りすぎてるし、世界はこんなにたくさんの作品を必要としてない。特に「今」はね。
しかし、リトアニアのジャズフェスティバルに、スター・ローヴァーというデュオで出演したジェレミーとウィルが誘ってきたんだ。“リスボンで合流して、リカルドとアルバムを作らないか?”とね。2人はちょうど、リカルドとリスボンでアルバムを作り終えたところだった。リスボンにはずっと行ってみたかった。いい機会だし楽しそうだと思って、
レコーディングに向けて曲を書き始めた。それがこのアルバムになったんだ。



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