山崎エリイ、後悔するくらいなら挑戦したい――歌手としての素顔に迫る
INTERVIEW

山崎エリイ、後悔するくらいなら挑戦したい――歌手としての素顔に迫る


記者:木村武雄

撮影:

掲載:18年11月19日

読了時間:約15分

 声優で歌手の山崎エリイが11月21日に、セカンドアルバム『夜明けのシンデレラ』をリリースする。親の影響で80年代のアイドルに惹かれた山崎。現在は、持ち前のピュアボイスと表現力を特長に、様々なジャンルの曲を歌っている。2年ぶりとなる今作も、EDMからポップス、ロックなど多岐にわたっており、一つの映画を見ているかのよう。改めて歌手・山崎エリイの器用さがうかがえるものになっている。そんな彼女にインタビューを実施。歌手としての素顔に迫った。【取材=木村陽仁/撮影=冨田味我】

歌手・山崎エリイ

 「後悔するんだったら『色んなものに挑戦した結果、これだった』という方が、色んな世界観が知れて楽しいと思うんです」

 凛とした佇まいがあり、透明感がある。まるで絵本から飛び出てきたシンデレラのようだ。しかし、その言葉には、表現者として高みを目指す熱き探求心と覚悟が見え隠れする。その言葉の主は山崎エリイ、20歳。いま、人気を集める声優・歌手だ。

 80年代を知る世代なら、彼女の雰囲気を当時のアイドルに重ねる人も多いだろう。彼女自身も親の影響もあって80年代のアイドルが好きだ。過去におこなったライブでは松田聖子や中森明菜の名曲をカバーしている。

 その歌声は、澱(よど)みのないピュアなものという表現が合う。彼女の人柄がそのまま表れている。

 2011年に『第36回ホリプロタレントスカウトキャラバン 次世代声優アーティストオーディション』に応募。グランプリは逃したもののファイナリスト10人に選出され、その才能が見込まれ同事務所に所属した。

 その後は声優として活動し、歌も歌ってきた。そんな彼女が念願のソロ歌手デビューを果たしたのは、18歳の時だった。

 2016年11月にファーストアルバム『全部、君のせいだ。』を発売すると、そのジャンルの多彩性に高い評価を得た。そのアルバムから2年。今作となるセカンドアルバムをリリースする。

 この間に20歳を迎えた山崎。新たな心境で臨んだ本作は、『全部、君のせいだ。』を更にブラシュアップした。様々なジャンルの音楽を、生まれ持ったピュアな歌声、そして経験によって更に幅が広がった表現力をもって、様々な世界を見せている。

 本作を通じて、「歌手・山崎エリイ」の考えに迫った。

山崎エリイ

山崎エリイ

<INDEX>
○変わるきっかけを与えてくれたソロ活動、自分自身を投影
○生き続けている曲、その時の心境が反映されることも
○心境的にも一番近かった「Starlight」
○色んなものに挑戦したい、山崎エリイの考えの根幹
○撮り下ろしカット
(約7000文字)

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山崎エリイ
山崎エリイ
山崎エリイ
山崎エリイ「夜明けのシンデレラ」ジャケット

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