LaLuceらしさとは何か、ラストアイドル バトルを戦い抜き出した答え
INTERVIEW

LaLuceらしさとは何か、ラストアイドル バトルを戦い抜き出した答え


記者:木村武雄

撮影:

掲載:18年10月23日

読了時間:約21分

 ラストアイドルの4thシングル『Everything will be all right』が24日にリリースされる。表題曲は、プロデューサーバトル第二弾を勝ち抜いたLaLuceの楽曲。プロデュースしたのはこれまでに数々の名曲を生んできた後藤次利氏だ。秋元康氏がプロデュースする究極のアイドルグループとして昨年、勝ち抜きバトルを戦い抜いたのが現・LaLuceだ。他のアイドルグループと異なる点は、超豪華なプロデューサー陣のもとでバトルという実戦を戦い抜き、磨いてきたことだ。その積み重ねたスキル、そして個性が今回の楽曲で飛躍的に成長し、そして表れた。本人たちも「成長を実感しました」と自信をのぞかせている。様々なバトルを戦い抜いたこの1年。そのなかで見出した答えは「楽しむこと」だった。※ロングインタビュー。【取材=木村陽仁/撮影=冨田味我】

機材トラブルが生んだ一体感

 この1年を振り返ってもらう前に、今年7月に東京お台場・ヴィーナスフォート教会広場でおこなわれた「好きで好きでしょうがない」のリリースイベントについて話を聞いた。このライブでは、同曲を歌唱中に機材トラブルが発生。バックで流れていた音楽が止まった無音状態のなかでも、メンバーは誰一人、そのパフォーマンスを止めることなく、踊り、そして歌い続けた。無音で響く、彼女たちの足音や動きの音が更に緊張感を高めた。まさに気迫が漲るパフォーマンスに場内が息を呑んだ。途中から観客が手拍子やメロディを歌い出し、その一体感は凄まじかった。

――歌唱途中に音が止まるハプニングがありました。

長月翠 止まった! 自分でも感動しましたよ!

安田愛里 懐かしい!

大石夏摘 一体感というか。

長月翠 歌詞を覚えていて良かったって思いました(笑)誰も間違えなかったよね。

――音が止まった時、どんな心境でしたか?

安田愛里 「止まったんだけど!」みたいな感じ(笑)でも絶対やめたくなくて。

長月翠 やめたらダサいもんね。

安田愛里 ラストアイドルだから乗り越えられたんじゃないかと思います。ラストアイドルというグループ自体が、メンタルが強いというか、肝が座っているので。どんなことがあってもけっこうへこたれないからこそ、22人みんなが踊るのをやめることなく、最後までできたんじゃないかなと思いました。

――メンタルが強くなったのですね?

安田愛里 そうですね。ファンの方の温かさというか、一緒に番組をやっているような感じなので。ファンの方々との距離も近いですし、一体感が生まれたのは良い思い出です。

長月翠 ああいうのはけっこう楽しくなっちゃうんですよね。ファンの人とやっているということを感じるのが好きだから。

阿部菜々実 私もあのときはびっくりしたけど、みんながいる安心感が凄くあって、そのおかげで一体感が生まれた気がするし。それがあって22人のまとまりができたような気がします。だから凄くいい機械トラブルだったなと思います。そのライブが終わったあともみんなが「良かったね!」と話していて、良い雰囲気でした。

長月翠 ちゃんとできたよね。

鈴木遥夏 うん。みんな普通に声が出ていたし、そういう部分で「鍛えてきて良かったな」と思いました。ファンの人もみんな大声でイントロを歌ってくれて、それをみて嬉しくなっちゃって、あまり笑ってはいけないところで、一人で笑顔になっちゃったんです(笑)。凄い一体感が生まれて良かったです。

大石夏摘 実はどこで止まったのかは正直わからなくて。<ごめん>の所で止まったんだろうけど、私はあまり気付かなくて。間奏の部分くらいから「あれ? 音鳴ってないかな?」という感じで。それまで全然わからなかったんです。みんなが凄い大きい声で歌ってくれたりして嬉しかったし、音がないのにみんな合ってるんですよ。それも凄いなって。そこで絆がまた深まったんじゃないかなって思います。

――それは凄い! メンバーの結束が凄いんですね。

長月翠 ちゃんとやってます。意外と(笑)。

長月翠、阿部菜々実、鈴木遥夏、大石夏摘

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