気持ちを一緒に感じられる
――そして、カップリングには「海水掛け合いっこ」が収録されています。今回収録されている3曲はリンクしていたりするのでしょうか。
価値観は私に置かれているので、そういう意味では全曲共通している部分はあると思います。この曲に関しては割と客観視して作っているので、3曲全てが同じ主人公という訳ではないです。
――「海水掛け合いっこ」もタイトルがまた面白いなと思いました。
まず、私が夏の曲を聴いている時に浮かべたい景色が海でした。インドア派の私が海といったらどんな景色を思い浮かべるかなと考えているなかで、面白い言葉を探していたらこのタイトルが出てきて。
――ちなみに海水掛け合いっこはしたいですか。
う〜ん…。日差しに当たらなければ掛け合いっこはしたいですね。なので、日没後の掛け合いっこはアリですね(笑)。
――昼間の掛け合いっこは憧れみたいな?
そうですね。意外とそれは曲とかで書いていて満足できてしまうタイプかもしれないです。昼間なら日傘をさして遠くから見ているだけでいいかも(笑)。
――そういう自分ではやらない、できないことを楽曲に落とし込んでいくことも多い?
そうかもしれないですね。やった気になれてしまう(笑)。例えば「夏祭り」(JITTERIN'JINN)という有名な曲があるじゃないですか? あの歌詞に書かれているような夏は過ごしたことはないけれど、それを体験したような気持ちになれるから聴きたくなるような感覚もあります。曲は言葉にして経験してなかったとしても、その気持ちを一緒に感じられる、そういうのがいいなとも思います。
――ましのみさんの曲でもそういった感情を持ってもらえたら嬉しい?
聴き方に関しては自由なんですけど、その人の状況に合わせてポジティブなもの、面白いなでもいいと思いますし、ひっっかかる何かを感じてもらえたら嬉しいです。
――今作は裏テーマみたいなものが実はあったりとかしますか。
今回は私なりに夏の曲を分析して作り上げていったので、その夏を表としたら、同世代の女の子が共感するものというのは裏テーマかもしれませんね。
――どのように分析していったのでしょうか?
私は音楽に対してはミーハーでしかないんですけど、あまり詳しくはないので、いわゆる名曲と呼ばれるものを聴いて、なぜこの曲は夏に聴きたくなるのだろうとか、すごく考えたんですけど、結果的に「夏にワクワクしたいんだ」という答えが出まして。私の場合、最初にそのテーマが安易に出たとしても否定してしまうと思うんですけど、色々考えた結果、シンプルだったなと思ったので、そこを軸に曲作りをしようと思いました。
――でも、ましのみさんはインドア派で(笑)。
インドア派の私でも夏はワクワクしたいですから。夏が始まる前は私もアウトドアに行けるんじゃないかという期待感はあるんですよ。でも、夏が終わってみると今年もダメだったか見たいな(笑)。だから1曲目は部屋の中の話だったり。







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