TOKIOの山口達也がジャニーズ事務所との契約が解除された件で、メンバーの国分太一は7日、自身がMCを務めるTBS系朝の情報番組『ビビット』で、昨日6日に山口と電話で話した際に、「TOKIOを守ってくれ」と託されたことを明かした。

 会見の後は山口と会うことはなかったが、土曜日にメンバー4人が集まり、山口、TOKIOなど考えられることを議論したという。その結果、「自分達だけでは答えが出せない」ということになり、退職願を社長に渡し、山口も事務所に電話し「辞める」という強い意志を示したようだ。

 6日には山口から電話があったことを明かした国分は、声の様子からは事件発覚後では「一番落ち着いていた」という。電話での内容は、事務所に辞意の意向を示したことや今の思い、これからのTOKIOについて。そのなかで「とにかくTOKIOを守ってくれ」と託されたという。

 また、強く辞意の意向を示したことについては、「これだけ世の中を騒がせてしまっている、それに対して、被害者の方達がどう思っているのか。本当に申し訳ない気持ちしかない。そっとしておいて差し上げるということがどういうことなのか、一つの決断にしてもこの辞意ということを強く考えたと言っていました」と説明。事件が大きく報じられることで起こる、被害者の精神的苦痛の“二次被害”を避けたいとの思いがあったようだ。

 一方、デビュー23年、結成から30年近い歳月のなかで、メンバー個々の意識が変わったのではないか、という指摘については「若い頃は皆も同じような目標をもって『TOKIOがビッグになっていく』という夢を追いかけていたメンバーなので、あの時とは違うような気がします。それは僕達自身も変わっていったのかなと思いますし、個々にソロの仕事も増えてきて、いろんな事を吸収していくうちに、ちょとずつのズレや考えが違うのはあったんだろうと思います」と述べた。

 TOKIOとしての活動は続けるものの、音楽活動については「白紙」の状態。「まだ正直、何も見えていない。とにかく自分達が出来ることは明日に向かって、一歩一歩丁寧に自分達の出来ることを進んでいくということしか今は考えられないです」と吐露。

 改めて山口については、「TOKIOは彼は抜けますけど、僕たちは30年近く目標に向かって夢に向かって走ってきましたし、それは甘えといわれるかもしれませんけれども、今後も彼を責任もって見ていくということは大切だと、一人ひとりが思っていると思う」と、TOKIOは今後4人で活動を続けていくが、“社会復帰”も含めて山口を今後もサポートしていきたいとの意思を示した。

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