小田和正が、二宮和也が主演を務める、4月22日スタートのTBS系日曜劇場『ブラックペアン』(日曜よる9時)で主題歌を担当することがわかった。小田は4つの世代でドラマ主題歌を担当する事になり、今作は自身15作品目となる。

 『ブラックペアン』は、海堂尊さんの小説『新装版 ブラックペアン1988』(講談社文庫)。日本の医療問題を、エンターテインメントを通して提起し続けてきた海堂が最初に発表した小説「チーム・バチスタの栄光」の原点となる。シリーズ累計150万部を突破しており、熱烈なファンを持っている。日曜劇場初主演となる二宮和也が、手術成功率100%を誇る孤高の天才外科医・渡海征司郎を演じる。その彼を取り囲む強烈なキャラクターたち竹内涼真、葵わかな、倍賞美津子、小泉孝太郎、内野聖陽等、豪華共演者も発表された。

 小田が日曜劇場の主題歌を担当するのは、2010年に放送された小栗旬主演の「獣医ドリトル」以来2回目。今までにテレビドラマ主題歌を担当したのは、40代で「ラブ・ストーリーは突然に」「真夏の恋」「伝えたいことがあるんだ」、50代では「君たちを忘れない」「キラキラ」「まっ白」「ダイジョウブ」60代で「さよならは 言わない」「グッバイ」「東京の空」「やさしい風が吹いたら」「二人」「小さな風景」。そして2017年古希を迎え、40代・50代・60代・70代と4つの世代でドラマ主題歌を担当する事になり、今作は自身15作品目で「遺留捜査 第4シーズン(2017年)主題歌「小さな風景」以来の描き下ろしとなる。

 そしてこの作品は、「その日が来るまで/やさしい風が吹いたら」(遺留捜査第3シーズン主題歌)から約5年ぶり30枚目のシングルとして5月2日発売される。収録曲は「この道を」(TBS系 日曜劇場『ブラックペアン』主題歌)、「会いに行く」(フジテレビ系『めざましテレビ』テーマソング)、「坂道を上って」(映画『坂道のアポロン』主題歌)、「小さな風景」(テレビ朝日系連続ドラマ「遺留捜査」第4シーズン主題歌)の4曲が収録され、全てタイアップのついた聞きごたえ十分な極上のシングルとなっている。

 小田は「依頼を受けた段階で音楽的にはこういう風にしようと決めていましたが、制作されているみなさんの番組に対する強い想いを伝えられていたので、曲が出来た時点でこれにどんな言葉を載せるべきかと随分迷いました。でも、いただいた資料を何度も読み返すうちに、番組に携わる人たちが主題曲に求めているものと自分が歌いたいことはきっと同じ線上にあると確信して『この道を』が出来ました。ドラマが書かせてくれた曲です。皆さんはどんな風に聴いてくれるのでしょう」とコメント。

 プロデューサー伊與田英徳さんは「小田さんに書き下ろしていただけるなんて、夢のようです。そして、作っていただいた曲に聞き惚れています。“ブラックペアン”の根底に流れる本質が染み渡ってきます。ドラマの中で、渡海や世良、高階、佐伯といった面々と競演している映像を早く見たいです。小田さん、素敵な曲をありがとうございます」と感謝の意を表している。

 なお、小田はこの新曲を持って5月4日グランメッセ熊本から全国ツアー『明治安田生命Presents 「KAZUMASA ODA TOUR2018」』(全国21会場48公演・約40万人動員)をスタートさせる。

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