稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が19日に、「新しい地図」として、パラスポーツのチャリティーソング「雨あがりのステップ」を発売する。同曲はiTunes Store限定で配信され、その売上金のすべてが寄付され日本財団パラリンピックサポートセンターを通じてパラスポーツの支援にあてられる。6月30日にチャリティー販売を終了し、最終報告を、3人が出演するAbemaTVレギュラー放送『新しい別の窓』の7月1日から2日にかけて生放送される番組内でおこなう。

 3人は先日、東京・駒沢オリンピック公園の陸上競技場でおこなわれた『パラ駅伝 in TOKYO 2018』にパラリンピックサポートセンタースペシャルサポーターとして登場。3人揃っては初となる野外ライブをおこなった。

 披露されたのは、音楽家の小西康陽が作詞・作曲・編曲を担当、昨年11月に3人が出演し、AbemaTVのAbemaSPECIALチャンネルで生配信された『72時間ホンネテレビ』のテーマソング「72」。軽やかなメロディが爽やかに響き、3人が競技場の中央部に設置された特設ステージからスタジアム席の方に移動しながら、手を振り歌っている姿が輝かしく映った。

 そして、このライブで初披露となった「雨あがりのステップ」。作曲家の菅野よう子氏が作曲し、作詞家で脚本家の麻生哲朗氏が作詞を担当。草なぎが「新しい道が続いているという内容の歌詞が本当に今の僕らの状況と重なっている」と述べたように、新たな門出を前向きに踏み出そうという気持ちが前面に打ち出された、全ての人々に対する応援ソングだ。

3人で記念撮影をおこなう香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎

 まさにパラスポーツのチャリティーソングにぴったりで、新年度に新たなスタートを切るこの時期に聴きたくなるような曲。歌う3人も足を上げたり、手を振って自由を謳歌するように伸び伸びと歌う姿がとても印象的だった。

 香取はステージ後におこなわれた囲み取材で「大勢の人に求められているんだということが実感できて、改めて自分がこうやって歌うことが好きなんだなと思いました」と感慨深い様子を見せていた。取材後に、スマホで写真を撮っている3人の仲睦まじい姿が微笑ましかった。

 昨年から、本格的に「新しい地図」として始動し『72時間ホンネテレビ』でSNSデビューを果たし、昨年の顔とも言える活躍を見せた3人。

 稲垣と草なぎは普段から走ったりして、体力づくりに余念のないことも明かしていた。『72時間ホンネテレビ』ではカバー曲などを中心に、72曲連続メドレーライブをおこなった。これからオリジナル楽曲が増えていくとともに、本格的なライブ活動にも期待したい。

 今年も新曲の配信をはじめ、3人が主演する映画『クソ野郎と美しき世界』が4月6日に公開されるなど、積極的に活動していく様子を見せている。新しい地図として、これからどのようにエンターテインメントのシーンに新しい風を吹き込んで行くのか、改めて注目していきたいところだ。【松尾模糊】

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