変わり続けるPassCodeを好きになって
――「PARALLEL」の歌詞で皆さんが気になった箇所などありましたか。
南 菜生 大上がそういうの大好きなんですよ(笑)。
大上 陽奈子 好きです(笑)。午前0時に終電逃してという歌詞のところがあるんですけど、そこが特に好きなんです。というのも南が終電逃しがちなんです。ちょうどそこを南が歌っているというのもあってピッタリだなと。
南 菜生 二十歳を越えてからお酒を飲むようになって(笑)。
大上 陽奈子 サビは抽象的でいろんな捉え方が出来ると思うんですけど、そこに時刻が入ってくるのが現実感があって面白いんです。
――歌詞でのモノクロという言葉が、みなさんのアーティスト写真のイメージも反映されているのかなとも感じたり。
南 菜生 確かにアー写はモノクロですね(笑)。それがライブになるとカラフルになるので、そこが面白いところでもあります。音源とはまた違うことをライブでは出来ているので、モノクロのイメージがあると思ってもらえるのはありがたいです。衣装も白と黒が多いですし。
――衣装もかっこいいですよね。これはどのようなイメージで制作されたのでしょうか。
南 菜生 これは戦っている感じのイメージで作っていただきました。これを作った時はレーベルの方ともお話を重ねて、最初は立ち襟ではなかったり原型からは結構変わりました。今の衣装が一番しっくり来ていて、戦っている感があるのがPassCodeらしいなと。常に戦い続けているグループなので。
――確かに“戦い”という言葉が似合うグループです。CDジャケットのアートワークも惹き込まれる感じがあります。
南 菜生 このPassCodeのロゴは初期からあって、久しぶりにこのロゴを使いました。周りがいつもはシンプルなものが多かったんですけど、PassCodeの進化がこのジャケットに現れているんじゃないかなと思います。ずっと同じ方がジャケットデザインを担当してくれていて、変わらない中で進化しているというのが、曲と一緒でジャケットを作る時のテーマにあるのかなと私は解釈しています。あと、この手は『ALL is VANITY』でも写っている手と同一人物です。ちゃんと繋がっているんですよね。
――では最後にメッセージをお願いします。
南 菜生 変わり続けるPassCodeをもっと好きになって欲しいですし、初めて聴く人には「これがPassCodeだ」という名刺がわりの1枚なので、好きになってもらえれば嬉しいです。そして、これからのPassCodeに期待してください!
(おわり)
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