石黒英雄「オーブ」の撮影現場は男子校のよう…濱田龍臣が中和?
俳優の濱田龍臣、本仮屋ユイカ、石黒英雄らが出演する映画『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!』完成披露上映会が21日、都内でおこなわれ、新旧ウルトラヒーローとして濱田、石黒が撮影を振り返った。舞台挨拶には、共演の青柳尊哉と歌手のMay J.、メガホンをとった坂元浩一監督も登壇した。
映画は、ウルトラマンベリアルの遺伝子を受け継いだヒーロー、ウルトラマンジードを主人公とする特撮ドラマシリーズの劇場映画作品。究極形態であるウルティメイトファイナルとして目覚めたジードに、さらにウルトラマンオーブ、ウルトラマンゼロといったヒーローが集結し、知的生命体の住む星星を破壊してきた巨大人工頭脳ギルバリス率いるギャラクトロン軍団と戦う。ジードとなる主人公の朝倉リクを演じる濱田をはじめ、山本千尋や長谷川眞優らドラマ版のキャストに加え、かつて「ウルトラマンオーブ」としてクレナイ ガイ役を務めた石黒も登場、さらにゲストとして本仮屋が出演する。また映画の主題歌『絆∞Infinity』を、May J.が歌う。
撮影を振り返り、濱田は「本当にウルトラマンとしての今までの集大成となった作品なので、ちょっと不安になるところもあるけど、自信を持ってお届けしたい作品になりました」と胸を張って作品をアピールする。
石黒は今回新たにウルトラマンジードの撮影チームに合流、その感想を「仲間として新しいウルトラマンが登場するわけですが、僕としては嬉しいですね」と喜んだ一方で「雰囲気はオーブと違って、本当に和気あいあいとした、さわやかな汗が流れるような空間。オーブのときは男子校の部活のような…」と撮影をしみじみと振り返り、笑いを誘う。
そんな石黒に追い討ちを掛けるように、濱田はすかさず「自分には17歳の部分があるので、さわやかさが出るのかなと」とコメント、石黒は目が点になって濱田に「大丈夫か? 今日一日あやしいぞ?」と突っ込みを入れ、爆笑を誘っていた。
また、今回ゲスト参加となった本仮屋は「ジードチームが仲良くて、演じている彼らが本当にウルトラマンを心から愛していているという感じがあって、その中に入れたのが嬉しかったです。アクションも最初怖かったけど、“地球を守る”という使命感で、楽しんで演じられました」と、撮影ではしっかり感情移入した演技を見せたことを振り返った。
そんな本仮屋の出演を濱田は「すごく普段からギャップがあって、さばさばしたときもある一方で、かわいらしい部分もあり、現場の雰囲気が和むときもあって楽しかった」と振り返り、会場を沸かせていた。【取材・撮影=桂 伸也】