一緒になって進む、たこやきレインボー どんな楽曲もたこ虹色に
INTERVIEW

一緒になって進む、たこやきレインボー どんな楽曲もたこ虹色に


記者:長澤智典

撮影:

掲載:18年02月20日

読了時間:約16分

 5人組アイドルグループのたこやきレインボーが21日に、2ndアルバム『ダブルレインボー』とLIVE ALBUM『なにわンダーランド2017~OH! CIRCUS~』を同時発売する。前山田健一が監修した新作アルバムには、大塚 愛/藤井隆/津田紀昭(KEMURI,THE REDEMPTION)/MINMI/吉野晃一KiWiなど豪華アーティスト陣が楽曲を提供。さらに、世界を舞台に活躍するJeff Miyaharaも楽曲をプロデュース。これだけの個性的な面々を迎えながら、アルバムとしては彼女たちらしさが全面に出た作品となった。今回は様々な世代に共感を呼びそうな歌詞についても彼女たちがそれぞれに込めた想いなどについて語ってもらった。【取材=長澤智典/撮影=大西 基】

たこ虹の色に染めなきゃ

――冒頭、5人の歌声のみで構成した「Double Rainbow -Introduction- 」が流れてきたときは、その歌声の存在感と美しさに心がぐっと惹かれました。

清井咲希

堀くるみ アルバムは、1曲目からアカペラで始まりますからね。たこやきレインボーにとってアカペラは、初めての挑戦でした。

――挑戦してみて、どうでしたか?

堀くるみ 最初は不安もあったんですけど、楽曲を作ってくださった前山田さんがあらかじめ5人の歌のパートを分けたり、構成もしっかり作ってくださっていたので、そこは覚えやすかったです。

彩木咲良 最近では、フリーイベントの最初に『Double Rainbow -Introduction- 』を歌うことも多いのですが、アカペラって一切音がなくて、少しでもみんなの歌声がずれたら揃っていないのがバレるので毎回緊張します。

春名真依 その変わり、すごくインパクトがあるし、「これから始まるぞ」というのを私たちも、聞いてくださる人たちも一緒に感じられるから、そこがいいなと思います。

――『ダブルレインボー』には本当に多彩な楽曲を収録しています。改めて、たこやきレインボーの持つ表現力の豊かさを感じさせられました。

彩木咲良 歌っている私たちも、曲をいただくたびに「こんな曲も歌えるんや」という驚きが毎回ありました。

堀くるみ アルバムのために楽曲提供してくださった方々が、とても豪華じゃないですか。そこにびっくりしてたのに、出てくる楽曲の雰囲気がアーティストさんごとに違って、これまでうちらが挑戦したことのない曲ばかりをアルバムには詰め込めて嬉しいです。うちらも歌いながら「たこ虹の色に染めなきゃ」と頑張ったもんな。

――みなさん個性が強いように、どんな楽曲でもこのメンバーで歌えば、たこやきレインボーの色に染められる力を持っていると思います。

堀くるみ あっ、確かにどの曲もそうなってるかも。たとえばJeff Miyaharaさんの作ってくださった「虹色進化論」はとてもかっこいい曲なんですけど、レコーディング中にJeff Miyaharaさんが「メンバー自身はどうしたい?」と聞いてくださったから、私たちは「掛け声を入れたい」「ちょっと元気なシャウト系も入れてみたい」と言ったら、その場でメンバーの意見も取り入れたアレンジにしてくださったんですね。結果、たこ虹らしさと新しさを持った「虹色進化論」になったと思います。

彩木咲良 Jeff Miyaharaさんには、レコーディング現場で一緒に作り上げる楽しさを学びました。

――「虹色進化論 」は、今のメンバーの世代にドンピシャにハマる歌詞だなと感じました。

堀くるみ まさに、今の自分たちの気持ちにピッタリで、今の私たちだからこそリアリティを持って歌える曲だと思いました。

――<昔は大変だったと言われても 今のことしかわからない>って、まさにその通りですよね。

春名真依 確かに、わかんないですからね。私たちよりも年上の人ほど、私たちの年齢の子たちを見るたびに「人生、楽しいことばっかなんやろうなぁ」と捉えたりしますけど。

 私たち世代ってそれを表には出さないだけで、気持ちの奥のほうではいっぱい悩んでいるし、いろんな葛藤も覚えています。それを「虹色進化論」では歌詞にもしてくれたように、この中では、私たち世代の女の子や男の子たちの心の叫びや想いが詰め込まれているんです。

堀くるみ ゆとり世代ならではの心の叫びをね。「虹色進化論」は特に、私たちと同世代の人たちにいっぱい聞いて欲しいなと思います。

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